君が覚えてくれていたから

今夜は仕事終わりにごはんデート


前日に髪を切りに行った彼
“明日見るの楽しみにしててね”
そんなかわいいこと言う人と付き合うの初めてよ



迎えにきてくれた車のドアを開けると
“ほめてほめてっ”と顔に書いてある彼


かっこいいね  よく似合ってるね



そう言うと満足気に、でしょーっとニコニコ(かわいいなぁ)



ひとしきり褒めてからは





ごはん何食べたい？何がいいかなぁ…
麺？お米？お寿司？

うーん、、
お寿司はこないだ食べに行ったもんね
パスタもいいなぁ。お肉もいいなあ


なんてあーでもないこーでもないと話をしていたら

「あ…前に食べたいって言ってたハンバーグは？」





期間限定で某びっくりチェーンで大っきいハンバーグ、それに私の大好きないちごミルクも大っきいのが出るんだって！いいなあ、行きたい！私がそう彼に話したのは約1ヶ月前

それもドライブ中にぽろっと話したような話してないような…という私もおぼろげな感じ




すごいな、よく覚えてたなという気持ちと共にそんなさり気ない会話まで覚えてくれていることがとてもうれしい

結果某びっくり店に行き、注文した大っきいいちごミルクを飲もうとすると


こんなに氷入ってたら薄くなっちゃう…ちょっと待ってね



と言ってお水を飲み干してから、いちごミルクのグラスに入っている氷をひとつひとつ空いたコップに移してくれる彼

氷をうつしてるとは思えないような真剣な顔で微笑ましくなっちゃった

「ほんとにいい彼氏だねえ」

そう自分で言っちゃうほどに自信がおありのよう

ハンバーグ(400g+ごはん普通盛り)をそれぞれ食べている最中の会話は

去年のこの時期にも大っきいいちごミルク飲みに来たね、あれからもう1年かぁ。去年アイス乗ってなかった気がする。来年もアイス乗ってるといいね

週末は何したい？紅葉見に行くなら今週がいいよね
今年のクリスマスはどこいこうか？ケーキどこにする？
去年のケーキ微妙だったよね




過去の話もこれからの話も
君の中で当たり前のように
私といる未来が描かれているんだ



そう思ったらすごく幸せだった
こういうのが幸せなんだろうなあって思ったよ
(そんなこと考えてたらニヤケてたらしく、なんでニヤニヤしてるのって言われた)





起きて支度して仕事して君とごはんして
っていうなんでもない1日だったけど


君がハンバーグのことを覚えてくれていたから
今日はハンバーグ記念日