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カレー屋になりたいと思ったことは一度もない…③

見よう見まねでインドカレーのようなものを作り始めたが、ちゃんとしたレシピでやってみたいと思い、詳しい本を探すことにした。
南インドカレーと検索して出てきたのが
渡辺玲さんの「カレーな薬膳」
ほとんど文字だけ、という今まで見たことのないタイプのレシピ本ですが
この本に出会えたことが、私のカレー活を変えていくのでした。

最初に作ったのは、「冬のラッサム」というトマトジュースを使ったラッサム。
夏はトマトを使うのだけど、冬はトマトがおいしくないからトマトジュースを使うのだという説明。
テンパリングがなんたるか、を渡辺先生の本で覚えていく。
ここで初めてマスタードシードやフェヌグリークを使うのだが
この香ばしさが今まで食べたことのない美味しさ!
ラッサムはカレーというよりスープ。具もほとんどない。
なのにめちゃくちゃごはんに合う!なにこれめっちゃ美味しいじゃーん!
そして、辛いけど全然もたれない。

どっぷりハマってカレーな薬膳のレシピをそりゃもう手当たり次第作っていく。
晩飯毎日カレーとサラダ。今まで知ってたカレーと違って毎日カレーでも飽きない。カレーっつーかスパイス使った煮込み料理だもんね。
SNSで、最近カレーばかり作っている、と書いたら「食べたい!」という人が数人コメントしてきた。ならば、食べたい人集めてカレーパーティやっちゃう?

2014年6月に初のカレーパーティーを開催した。その時のメニューがこちら。

当時はまだミールスも知らなかったけど、今あらためて見たら
これはかなりミールスに近いね。
スイーツがロースイーツなのは変わらないけれど、インド料理以外は
ローフードっぽいものを作っていました。ローヨーグルトはカシューナッツで作っています。ライスは十穀米かな?

飲み物は持参で会費500円のカレーパーティーは好評で
すぐに第二回も開催。

作り過ぎ(笑)あれもこれも作りたくなってる今と変わらないな。
ブルスケッタはバゲットがあったから作ったんだと思う。
鯖のタマリンドカレーが好評。みんなタマリンドにハマりはじめる。

第三回は秋。寒くなってきたので、しょうがやほうれん草などを使っているのは
今も同じ。余りがちなウラドダルを使ってみたらわりと美味しかったけど、これ以来使ってないはず。今はフィッシュカレーのココナッツミルク減らし気味にしているけど、この頃はレシピに忠実に作っていたのでかなり多めです。

第四回目は自宅を出て、浦河で開催。
浦河町の映画館大黒座で「めぐり逢わせのお弁当」というインド映画を上映していたので、それをみんなで観てからインドカレーを食べたら臨場感あって美味いんじゃないかしら、という思いつきでした。
個人的にはとても楽しかったし、これケータリングイケるんじゃないか?と考えるきっかけになりました。
一番辛くて個性的でアクセントになるだろうなと思っていたポークビンダルーが人気でした。
トータルすると酸っぱ辛いのはみんな好きだなってことです。ご飯進むものね~。

だいぶカレー作ることに慣れてきましたが、趣味の範囲でまだまだこれを仕事にするなんて思ってもいませんでした。

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