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仲良くしていたメンバーが私抜きで本を作った話

突然だが、私はオタクでとあるジャンルの二次創作をしている。

その活動の中で、仲良くしてくれているフォロワー同士でいつしかグループが出来上がっていた。

「これはイツメン(いつものメンバー)だから言うけど……」
「この前の作品最高!」
「進捗みせて?……最高~!」

など、互いに声を掛け合い、本当に楽しい日々だった。

だった……と過去形なのは、少しだけ私の心に引っかかっる事態が起きたからである。

いつものメンバーと呼ばれていたはずの私だったが、とある本にメンバーとして声がかからなかったのだ。その他、界隈を去ったりツイッターの更新がない人を除き、私だけ……

告知の少し前から作業通話にいつものメンバーがいなくなり「あれ?おかしいな」とも思った。心のどこかで「何か、私の知らないところで動きがあってそう……」とざわざわしていたが、勘が当たった。

本当にそのジャンルの本が増えるのは嬉しいし、みんな大好きな人達だから絶対欲しい!

……のだけれど、その好きな人達の中に私は、居ない。
"いつものメンバー"に私以外の人が数人呼ばれ、大々的に発表されたその本は、一気に界隈の話題となった。
欲しいという気持ちと、どこか嫉妬じみた気持ちと、「なぜ自分は選ばれなかったのか」という疑問で感情がグチャグチャになった。

何か粗相をしたかな?
嫌な発言しちゃったかな?
本当は私の作品なんて好きじゃない?
嫌われてた……?
仲間はずれ……のようなもの?

色んな感情が渦巻く。

普段ツイートでも作業通話でもネガティブな表現や発言は控えているけど、何か……何か……してしまったんじゃないのか……。

いや、私になにかする、というよりも何かが足りなかったんじゃないか……。

自問自答しても、答えなんてでない。
その答えは主催しか分からないし、私が「このメンバーに入らなかった理由を教えて」なんて言えるはずもなく……。

悩んでいたって仕方ないので、せめてnoteで心の整理をして落ち着ける。

答えがあって、確かめようがないものを抱える程、私は強くはない……。

色んな感情を察されたくなくて、RTして「すごく楽しみにしてる」旨を書き添えた。"いつものメンバー"からいくつかいいね、がきた。
自分でも何してるんだろう、と思う。

羨望、嫉妬、悲しみ……我ながらそういう事に飲まれそうになるなんて、人生まだまだだと思ったし、女々しいというか……(こういう表現よくないのだろうけれど……)自分のことも嫌になってしまった。

とはいえ、自分の方も締切が迫っているし抱えてる作品もあるので、前に突き進もうと思う。

色んな気持ちを作品に昇華させるくらい、強い人間になれたら。
これは憧れだけど、自分がなりたい自分になれるよう、創作していくしかない……。

創作する者として、少し寂しくて醜いお話でした。

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