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スタバのお姉さんになった日

高校卒業の年の1月から6年間、地元のドライブスルーがあるスタバでアルバイトをしていました。

スタバとの出会いは本当に単純。高校生になったばかりの頃、新しく出来た友達と駅前のスタバでバニラクリームフラペチーノのホワイトモカシロップ変更にチョコレートチップ追加、ホイップ多目という初めてのスタバでワケも分からずその子に勧められたものを注文したのが始まりでした。

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どうしてかは分からないけど『なんかオシャレだなぁ〜、高校生だからバイトというものができるし、こういうところで働きたいなぁ〜』と思ったのが出会い。

さっそく近所のスタバにドキドキしながら求人の電話をし、日付と名前を伝え、面接の日時を決める時でした。

『あ、ちなみにご年齢は...?』

『16歳です!』

『え、あ、、、16歳!お伝えが遅くなってしまってごめんなさい!スターバックスでは大学生から採用をしているんです』

ガーーーーーーン!今考えてみれば何もおかしいことではないのですが、当時の私は世の中のアルバイトというのは高校生を採用しない企業もあるのかと驚きました。軽くショックを受けている私に電話口の彼は

『でも高校生でも大学が決まっていれば採用できるので、もし3年後にまだ働きたいと思ってくれているようでしたらぜひ応募してください!』

と、なんとも親切に電話を切ってくれたのです。

この時から私は絶対に3年後にスタバで働くんだ!と決意していました。


そして時は流れ高校3年生の冬。12月に大学の合格通知を受け取り、すぐにあのスタバへ連絡。しかし『現在は求人を行っていませんが、スターバックスでは連絡をくれた方とはお話をする主義なので、面接だけでもさせてください』とのこと。

無理かな〜でも絶対に働きたいな〜と、あの時と同じドキドキ感を胸に店舗での面接へ。

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夜の8時ぐらいでした。お店は程よく賑わっており、店長さんに客席に通され何が飲みたいか聞かれました。なんだかフラペチーノとは言えずに『おすすめで』とお願いすると、寒いので抹茶ティーラテを用意してくれたのです。(実は抹茶は苦手だったのですが、そんなことは言えずに出して頂いたものを飲んでみたら...甘くてミルクの舌触りがとても滑らかですごく美味しかったのを覚えています)

志望動機では店の雰囲気や音楽がステキ出し、スタッフさんは優しいし、こんな環境で働いてみたかったとかそんなことを言った気がします。そして3年前のことを話し、あの優しい言葉に感動し、大学が決まったらすぐに応募しようと決めていたことを話すと感動してくれました。

店長は他にも『どんな音楽が好きなの?好きなドリンクは?』などと、結構パーソナルなこと(でも答えるのが楽しい質問)をしてくれました。

80s洋楽ハードロックが好きとか、高校では軽音でバンドやってるとか、店長とも気が合い、なんとも楽しい面接でした。でも緊張もしていたし、店内はとても暖かくて少しムーディーな照明だったせいか、なんだか夢を見ている気分だったのも覚えています。

そして約2〜3日後だったかな?めでたく合格の連絡を頂き、翌月からスタバのバリスタとして採用してもらえました!

あと2ヶ月ほどは高校生なわけですが、校内ではスタバで働くなんてすごい!みたいな感じでプチ有名人に。とーっても気分がよかった(笑)


そんなこんなで、正直あまりよくスタバを知らなかった私ですが働く度にスタバが好きになり、大学を卒業しても2年間もそこで働いてしまったのでした。

6年もいれば数えきれないほどのエピソードがありました。

そのお話はいつかまた他の note にて。

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