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ラジオ付き うつ体験記 病気への私の想いの変化

こんにちは、やよいです。

今回のテーマは、うつ病への私の想いの変化についてです。

私はうつ病15年目の患者です。
途中の10年はほぼ完治(寛解)していましたが、その後は再発と再燃を繰り返して現在も治療中です。

※うつ病とい同じ病名でも、きっかけや症状・治療法は患者さんにより異なりますので、私の想いや体験談として参考にしてください。

勤めていた時は、諸事情により上司以外には病名を伏せていました。
今は退職をした事もあり、同じ患者さんとの情報交換と気持ちの共有や多くの方の病気の理解につながればと経験談を発信しています。


2008年 初診
体調がおかしくなり、すぐにうつだと確信してその2週間後には受診できたので比較的早く病院に行けた方だと思います。
頭痛や不眠といった一般的な症状に加えて、現実感がなくなったり、慣れた道でふと自分がどこにいるかわからなくなる、コンビニに行っても何を買っていいか分からずそのまま出てくるように、一気に生活に支障が強いものが出ていました。

すぐに休職して、3ヶ月の休養後に復帰しました。

復帰後も体調は安定しませんでしたが、初診から3年後に断薬と通院不要となりました。

この期間は、「とにかく早く治したい」「断薬したい」という気持ちでした。


2018年 再発
10年ほど寛解(ほぼ完治)していました。
2018年にまた不調が出てきたけれど、数ヶ月様子をみてから受診しました。
今回も3ヶ月休職して、復帰しました。
復帰後は体調を崩して1週間休む事もありましたが、なんとか仕事を続けていました。


2021年 再燃
ある程度落ち着いていましたが、体の痛みが頻繁に起きたり、めまいがしたり体調が悪化して、主治医と相談して休職しました。
休職をして療養をしていましたが、今回は回復のペースがゆっくりです。
そして、会社に復帰がプレッシャーになる事や他の要因もあり、考えた末2022年に退職しました。

2018年の再発以降は「早く治したい。断薬したい」という気持ちはなく、「時間をかけて焦らずに治療したい」と主治医に話しています。
薬は新しいものが出てきて、私にはあっていて1日一回で良いので服薬も楽になりました。


治療をしていく中で、原因がとても深くてその影響をかなり受けている事を痛感しました。
また、再発や再燃の回数が増えるほど、回復は遅くなるように感じることもあり、「治すよりも一生付き合うもの」と思うようになりました。

メンタル疾患は、日常生活の中で自分で治療に取り組む部分が多く、主治医との信頼関係がかなり重要だと思います。
幸運なことに、私は初めに行った病院に通い続けられています。
主治医にしか話せない事が多いから、いつもあたたかく迎えて送り出してもらえてとても心強いです。

とても辛くて苦しい時期が何度もあるけれど、慣れる事はなくて「いつまで、何度、これを繰り返せばいいのか。」と途方に暮れることもある。
どうにかやってこれたのは、全てを話せる先生の存在が大きいと思います。
私のうつの原因や抱える想いは誰にでも話せる内容ではないから、こういう症例に理解ある先生が主治医でよかったです。


今日もあなたが心穏やかに過ごせますように❤️


タイトル画像は、薄い緑色の花の写真です。
みんなのギャラリーから使わせて頂きました。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。
あなたへの感謝と幸せを願って、心を込めてハグ🤗







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