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写真と詩の相互作用

 その依頼は突然だった。去る2024年の2月から3月にかけて開催させていただいた、金山のTOUTEN BOOKSTOREでの詩集『手癖で愛すなよ』刊行記念の展覧会の最終日、会期中にきてくださったお客様がもう一度会場に来られてこういわれました。「僕の写真に詩をつけてもらえませんか?」。

 依頼主はTOUTEN BOOKSTOREの常連客の小野幸義さん。展覧会にはたまたま来場されたのですが、展覧会の説明やTOUTENさんのことで話が弾み、その時の会話から写真を撮られていることは知っていました。
 聞くと、6月に写真展を予定されていて、その写真に詩をつけてほしいと思ってその依頼のためにわざわざもう一度、私を訪ねて来てくださったとのこと。

 詩人と言っても私はどこかの事務所に属しているわけでもないから、いわゆるフリーランス。仕事をどう受けるかというのは自分の裁量ひとつだから、自分で決める。少し話をお聞きしたあと、できそうだと思ったので僭越ながらお受けすることにしました。そして、小野さんの写真のために作った短詩を気に入ってくださりこのたびその写真展が大須のワキタギャラリーで開催されました。


大須のワキタギャラリー 会期は6月7日から12日

今回は三人展での開催。6月8日にGalleryに伺って、ごあいさつ。小野さんはとても交友関係の広い方で滞在しているあいだにたくさんのお客様が。

ご来場者がいっぱい

 事前に作品を収めたフォトブックも制作されました。

サインをする小野幸義さん

 私の短詩はご友人方が手書きしてくださったそうです。

写真と短詩

 写真を見て詩を作るのは新鮮な経験で、自分の中でも新しい発見がありました。詩をつけることによって、写真がより立体的になり物語が生まれるような感覚です。どのような詩になったのか、ぜひ会場でご覧ください。
詩をとても大事に扱ってくださり、恐縮しつつ嬉しい気持ちでいっぱいです。

書籍の販売もありがとうございました!

小野幸義さんは私たちをつないでくださった金山のTOUTEN BOOKSTOREで6月11日から15日まで別の写真展も予定されています!二つの写真展が少しかぶっているんですね。精力的!
ご依頼ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします!


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