紫之創さん、あなたは綺麗だ

待望の紫之創さんフィーチャースカウトが始まりました。
フリル、大小のリボンが散りばめられた衣装に身を包み愛らしく微笑む紫之創さん…ああ…綺麗だな…なんて愛らしいんだ…。一目見た時の素直な感情がこれです。
そして、フィーチャーストーリーを読んで感じました。率直に感じた「愛らしい、可愛い」を素直に抱き、そう賞賛して良いのかもしれない、と…。

紫之創さんはとても可愛らしい外見をしており、それは女の子に間違えられるほどのものです。
しかしその評価に付随して求められる装いをしたいとは思わないという本心を、随所随所で紫之創さんは明かしていました。

故に、フィーチャースカウトのイラストが公開された時にSNSで「女の子」という属性と並べ立てられて評価されるのに多少の腑に落ちなさを感じざるを得ませんでした。

ストーリーが公開された後の今もそのような意見を見られるのに同じような苦い気持ちを抱いてはしまうのですが、その感情を内包した上での紫之創さんのフィーチャーストーリーだった、そう思います。

そしてストーリーを読んで溜飲を下げることが出来た点として、二点あります。


①紫之創さんが、『求められる自分』と『本当の自分の気持ち』のギャップを、『今しか出来ない』で埋められたこと
真白友也さんが、紫之創さんが挙げた方向性に対して『今しか出来ない』と返したことから、紫之創さんが『今の自分に出来ること』として辿り着いたところがあの可愛らしい衣装なのがなんだかもう嬉しくて嬉しくて……。
いくつになっても好きな格好をすればいい、という意見も勿論肯定しますが、故に、今似合ううちだから着る、という意見も肯定的に捉えています。
服が理想的であればあるほど、それを見に纏う側が服に釣り合うか、というのは他者からの評価以上に自己の評価を重視するという方も少なくないと思います。
『今しか出来ない』に『今求められている姿』を重ねて、上手に折り合いをつけられたのがとても嬉しく感じました。
いつかは失ってしまうもの、だけど今の自分だから出来る、と言うのは旧Valkyrieが到達出来なかった部分だと思うのでそこを含めて沁みましたね。
今のありったけを伝えるRa*bitsと、今の美しさを永遠にするValkyrieと、それぞれに旧Valkyrieの乗り換えるべきものを叶えんとする点が凄いですし、人を癒し幸せにしながらそうするRa*bitsさんは本当に最高なんだな……。



②一歩踏み出す勇気の象徴としての紫之創さんのイメージが出来たこと
あくまでも個人の感じ方ですが、今の時点の価値観・文化的には「かわいい」はまだまだ「少女」的な要素が強いものが多く、それを身につけるのも「少女」であるという価値観が強いと思っています。フリルやリボンやレースなら尚更だと思っています。
そしてそれを全面に押し出して積極的に身につけることを、「少女」の性別を持った「女性」でも躊躇う方は決して少なくないと思っています。
「男性」ならまだまだ尚のこと、好きだとしても躊躇いが強いと思います。
その前提の上での話になりますが、だから一歩踏み出す勇気として『可愛い』を纏った『紫之創』さんの象徴が生まれたのだとしたらとても素敵なことだと思います。
アイドルになるのも手を引いてもらったり歌声に背中を押してもらった紫之創さんが今度は一歩踏み出す勇気になるのだとしたら、それはとても喜ばしいことです。

といった点で、紫之創さんのフィーチャーストーリーが個人的に感じていた風潮への反抗心も和らげてくれたのも含めて感動しました。
余談ですが、個人的に同人誌でやろうと思ったネタもあったのでク〜〜〜!というのもありますが、それはそれですね。

つい突発的に書きましたが読んでくださった方、ありがとうございます。
それでは。

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