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#017【教科教育】教師の仕事を個人商店と考えるか、株式会社と考えるか

教師としての仕事って、「個人商店」になりがちではないでしょうか。

授業のやり方からテスト作成など、先生方一ひとりに委ねられている部分が大きい気がしています。

しかし、生徒の学力を上げるためには、「学年間の連携」「教員間の連携」が欠かせません(よね?)。そして、わたしたちの仕事の大きな仕事の1つとして「学力向上」がある。

今回は、特に「教員間の連携」について記事にします。

どうぞ。

生徒の学力を上げるために、「教員間の連携」が大切だということは分かっていても、学期が始まると、なかなか腰を据えて生徒の学力をどう上げるか、話し合う時間を持てません。

例えるなら、個人商店になってしまう。忙しさのあまり。

それ自体は仕方のないことだし、日本の学校教員の時間のなさはデータとして出ちゃっている。

先生方にもライフステージがありますし、放課後に教科部会を・・・といってもなかなか難しいものがありますし。

そこで、お勧めするのは授業のない3月末(春休み)に午前中だけ先生方に時間を取ってもらうやり方です。


その会議で、

・その年度の振り返り

・次年度どうやって生徒に学力をつけてもらうか

・先生方がお勧めする著書

・研究授業の割り振り

・成績のつけ方の改善点

・次年度の宿題の出し方

・授業で使うプリントの一斉印刷の割り振り

・次年度使う教材の決定

・次年度のテスト範囲の話し合い(年間分)

などを話し合います。

もちろん、これらのことは下準備がないとできませんので、当日までに資料を準備しておく。

この「これまでの英語科、これからの英語科を考える会議」を春休み中に持つことで、

年度が始まるとどんどん個人商店になっていってしますのを少しでも「株式会社」にできる。

要するに、「えざわ商店」「さとう商店」「いとう商店」「にしの商店」として、それぞれで商品を作って授業をするのではなく、

「株式会社○○中学校英語科」となってみんなで仕事を考えて、仕事を割り振って、学力をつけていく(商品を売っていく)。

その手段の1つが「これまでの英語科、これからの英語科を考える会議」であり、話し合う内容は上記の通り。

ではでは、あとんす。




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