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承認欲求モンスターの特徴
承認欲求。
誰しもが少なからず持っている欲求がこの承認欲求ではないだろうか。
マズローの欲求五段階説の上から2番目であり、ここを越えることなく一生を終える人も多いと言われている。
それくらいポピュラーな欲求なのだから、基本的にそれを持っていることで害はない。
しかし、それも度を越してしまったり拗らせてしまうと問題だ。他人に嫌われるだけならいざ知らず、迷惑をかける、トラブルに巻き込まれるといった可能性も少なからず出てくるだろう。
今までの経験から「これはモンスター級の承認欲求だな」という人の特徴をあげていこうと思う。
あなたの周りにもしこんな人がいたら注意深く観察して見てほしい。
①どんな話も自分の話につなげてくる
誰かが何かを話す度に「あ、私は○○だった〜」「私はそうじゃなかったけど〜」「そういえば私の友達の××さんがこう言ってたよ〜」と、割り込む人はいないだろうか。
ナチュラルに会話しているつもりかもしれないが、これも度を越すと「話の中心をいつも自分に持っていこうとする、人の話が聞けない人」というレッテルを貼られることになる。
実際そうなのだが。
②自分が注目されるテッパンの過去ネタを引っさげてくる
あなたの周りにもいないだろうか。絵に描いたような波乱万丈のストーリーを意気揚々と語ってくる人が。
もちろん、嘘では無いのだろうけれどまるで2時間ドラマに出てきそうな内容の人生を本当に歩んでいて、それをここぞとばかりに語り出す。
周りは一瞬で釘付けになるだろう、ドラマのような話だから。
なぜこれが承認欲求と関係あるかというと、そもそも人の注目を浴びたい人は無意識のうちにこういった経験をする道を選んでしまうのである。
こういった話は比較的安易に人の注目を集められることを本能的に知っているし、その経験の渦中にいるとき、人は正に周りの人から注目される。
危ないことをすれば心配され、不幸に陥れば同情され、珍しい経験をすれば重宝される。
自分の人生をフルに使って、他者からの承認を得ることができるのだ。
ちなみに、本当に深い経験をしてそこから気づきを得て成長している人はそう易々と自分の過去を語らない。ペラペラ喋る奴は要注意である。
③風向きが変わりそうになったらすぐマウント
例えば、承認欲求モンスターが所有している不動産の自慢をしていたとする。
都内のタワーマンションの○階に住んでる、等。
そこへ、同席していた別の人が「私もタワーマンション住んでる、××区の新築のやつ」と、明らかに高スペックのカードを切ってきたらどうなるか。
風向きが一気に変わり、周りの人はその新築タワマン住みの人に注目するだろう。
そうなると、モンスターは「聞く側」にならないといけない。それはモンスターにとって望まぬ現実、許し難いポジションだ。
そうなった際、モンスターは「でも私のところは〜」や「うちの場合は〜」と他のカードを切り、なんとか主導権を戻そうと動くだろう。
①のような論法で攻めてくる可能性も高い。
こうなってしまったときはモンスターの手腕が問われる。慣れている人は切り返しがうまいが、大抵の場合モンスターは空気が読めない。従ってこういった局面で上手く立ち回ることは出来ないのである。
④全ての要因は大抵幼少期にあり
もちろん、一括りに決めつけることは出来ないが、99%の確率で承認欲求モンスターは幼少期の愛情不足が起因している。
親の不仲、特殊な家庭環境、兄弟児が多い、手のかかる兄弟がいた等。とにかく、充分な愛情を受けられず、そこに気づかずに大人になって他のことでその空虚さを埋めてきてしまった人は一生気づかないままモンスターになってしまうのだ。
いい大人になる頃には親の愛など求めていないので、自分の空虚さの根本が分からないのである。というか、空虚である自覚も持つことができないのだろう。
何かに依存したり、自分に依存する相手を見つけることで自分が欲しいものを手にしたつもりになる……でも、元々必要なものがはまっているわけではないので、ずっと周りからの注目や承認を求め続けてしまうのだ。
承認欲求モンスターに出会ったら
残念ながら、承認欲求モンスターを他人が変えることはできない。本人が気づき、過去の傷を癒そうとするまで欲求は肥大していくだろう。
繊細な気質の人や、思いやり・調和を重んじるタイプの人は、承認欲求モンスターの特徴を持つ人とは極力距離を取り、縁を切るか関わらないようにすることを強くすすめる。
適当に聞き流すことができる人はぜひそうして欲しい。そうすることで、この人はメリットがないなと判断され自ずと離れるであろう。
人間の姿をしたモンスターは、フィクションの世界のように易々と倒すことができない。限りある時間と人生を大切にするために、無謀な戦いを挑まないようにしよう。
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