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人類補完計画になぜゲンドウさんは関われたのか

こちらの文章はネタバレ含むものとなりますので、
未鑑賞の方は絶対に読まないようにお願いいたします。================================================================================================================================================

人類補完計画になぜゲンドウさん(敬称違和感しかない)は関われたのでしょうか。
元々、人類補完計画を進めていたのはユイさんのバックについていたゼーレという組織です。
なぜユイさんのバックに?これは血縁関係者の中にゼーレの人物が居たのではないかと考えています。
ユイさん経由で、冬月先生の研究室にパイプを作ろうとしていたら、そこにゲンドウさんとマリさんという逸材が加わってきます。

ゼーレは、人類補完計画の実行部隊の核となる人物を探すために冬月先生の研究室に接触をしたので、まずは冬月先生を懐柔します。
ユイさんに好意的な感情があったのも背中を押して、冬月先生は生涯の研究材料として受け入れたのではないかと思います。やれるところまでやってみたいが夢物語のようだなと思っていたのではないでしょうか。
そうして研究室のなかでこの計画に賛同してくれそうな人達に声をかけていきます。

冬月先生が夢物語のようだなと思っていた人類補完計画が急に現実味を帯びて動き出したのは、ユイさんが実験で亡くなってからです。
ゲンドウさんが、ユイさんの喪失に耐えきれなくなり人類補完計画にのめり込んでいきます。
でもゼーレのシナリオの人類補完計画では、個々の認識が無くなってしまうのでユイさんに再び会うということはできません。
なので、個々の認識が残るゲンドウさんの人類補完計画が生まれます。
こうして、ゲンドウさんは人類補完計画に深く関わっていきます。

きっかけは些細なことだったのに。あっという間に大多数の人類の敵となりました。ユイさんが生きていたら、人類補完計画はどのようなものとなったのでしょうか。でも、ユイさんも結局は人類補完計画に賛同していた側なので、同じループに突入した気がします。ただ、シンジくんがここまで苦しむループとはならなかったかもしれません。
というか、そしたらシンジくんは人類補完計画に賛同したかもしれないです。
ループにすらならなかったかもしれないです。
ユイさんが生きていたら、いずれユイさんのシナリオの人類補完計画ができていた気がします。
というかそれはすでに生まれかけていて、その意思を継いだのがマリさんだと思います。
マリさんは、最後までユイさんの意思を継いだ、人類と未来を信じた人なんだと思います。

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