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ぼくらの時代ー本能に従って自由に冒険する時代がやってきた。

前に会社で勤めているときの出来事で忘れられないことがある。
職場の先輩が突然退職した。その先輩は高校卒業後、入社し、産休・育休を2回とり、復帰後もテキパキと仕事をこなす、活力あふれる人だった。定年まで、働く気満々。
そんな人が突然退職をしたその理由は「目標設定」に耐えれないから。
その当時「PDCA」とゆう、評価制度(目標設定制度)がスタートした。それは、自分の役割において自分で目標設定をし、上司と面談、評価が下る。そんなステム。
その上、キャリアデザインシステムまで、登場する。5年後、10年後、どうなりたいか?を会社に問われるのだ。
現在では、当たり前の評価人事制度だが、当時は衝撃的な取り組みだった。

なぜなら、当時の模範とする働き方は、きちんと出勤し、目の前にある仕事を手際よくミスなくこなすこと。なおかつ、残業もする。そして愛想よく、仕事をする。
そうすれば、がんばってるね、っていわれるし、昇給・昇格も定期的に発生する。
それが、昭和、平成初期の働き方だったからだ。

そんな環境の中、突如現れたPDCA。それだけでなく、キャリアデザイン設定では将来の自分まで、考えることを強いられるのだ。(余計なお世話だ。とその時わたしも思った)
昭和を意気揚々と、駆け抜けてきたその先輩は、PDCAの重圧に耐えかねて、いざぎよく退職した。

その理由をどうしても自分で目標をつくることがでない。と素直に口にした。

それから、約15年。社会は随分変わった。そして、これからは確実にもっと変わる。
目標設定(PDCA)は当たり前。今では、「自分は何者か?」を問われる時代になった。
あなたはどんな人間で、どんな価値観をもって、どんな自分で生きていきたいか?
そして、どんな夢・目標をもっているのか?
自分を知り、それをきちんと言葉にする必要がある。

今・そしてこれからの時代をどう生きるか?自分の人生を自分の意思で動かす時代がやってきている。
生きづらい社会か、生きやすい社会か、感じ方は本人次第。楽しくするかも自分次第。
特に昭和・平成を生き抜いてきた昭和生まれは、「変わらない」としんどい時代だ。

いつしか、自分が分からない人間になっている人は多い。
でも、私が思うのは、自分が分からない人なんていないってこと。
忘れているだけ、ってこと。
自分を思い出せばいい。子供のころにワクワクしたことを。眠っている思いを。
やっと自由になって冒険できる時がきた、と人生ワクワクしてもいいのではないか。
会社に縛られず、自分の本能にしたがって、会社をやめた先輩は最先端を走ったのかもしれない。

その証拠に今、その人はキラキラと生きている。

自分のこころに嘘をつかず生きていきたい。

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