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【運営者に聞く!】「取材ライティングコース」講座の魅力や今後の展開について

オンラインコミュニティでの学びの場を提供するみんなのカレッジ

中でもライター関連の講座である「取材ライティングコース」は、2022年3月で3回目を迎えました。

今回はみんなのカレッジの運営者の1人である田中健士郎さんに取材ライティングコースについて、

  • 講座運営に至った経緯

  • 実際に運営してみての感想

  • 今後の展開

についてお伺いしました。
とくにみんなのカレッジや取材ライティングコース運営にかける思いについては必見です!

現在、取材ライティングコース受講を検討している方は、運営者のお話を聞き講座受講の参考にしてみてください。

「みんなのカレッジ 取材ライティングコース」とは?

取材ライティングコースとは、取材(インタビュー)を伴う記事執筆での仕事の基礎知識を4週間で身につけるプログラム。

講座ではマーケティングスキルや当日の準備方法、記事の執筆方法などの課題に取り組んでいきます。
特別講師の佐々木ゴウさんが監修し、実際に講義を受講することもできるんです。

完全オンラインで取り組める動画教材やオリジナル課題など、クラウドカレッジならではの学び方でスキルを習得していきます。

▶︎取材ライティングコースについてはこちら

佐々木ゴウさんの紹介

※出典:クラウドカレッジ「取材ライティングコース

株式会社ライター組合 douco株式会社代表 佐々木ゴウ氏株式会社ライター組合 douco株式会社代表。 数多くのSEO記事や取材記事を手掛ける。国内最大規模のライター向けオンラインコミュニティ「ライター組合」を主宰。ライター向けに執筆のコツや仕事獲得のノウハウを発信。

クラウドカレッジ「取材ライティングコース」

田中健士郎さんについて

2015年株式会社クラウドワークスに参画、地方創生マネージャーとして、これまでに30以上の自治体と連携し、クラウドソーシングの普及を促進。1,200人以上のワーカー育成に携わる。2020年からは「クラウドカレッジ」を開校し、470万人のクラウドワーカーに学びと仲間づくりの場を提供。本業の傍ら副業としてreborn株式会社で、企業の経営企画・組織開発支援にも携わっている。

田中さんへインタビュー

2015年にクラウドワークスに参画後、クラウドソーシングの普及促進や1,200人以上のワーカー育成に携わった田中さん。

2020年の「クラウドカレッジ」※開講後は多くの受講生と関わっていますが、まずは取材ライティング講座運営を始めたきっかけについて伺います。(※現在はみんなのカレッジに名称変更)

1、講座運営に至った経緯

ーーゴウさんと一緒に取材ライティングコースを作った経緯を教えていただけますか?

田中さん:取材ライティングコースの運営に至った理由としては、大きく2つあります。まず、取材ライティングは専門的な知識がなくても取り組みやすい点、もうひとつは取材ライティングの需要が期待できる点ですね。

とくに専門的な知識がなくても取り組みやすい部分は、クラウドカレッジのコンセプトである「仲間と一緒に新しいスキルを習得する」部分にマッチしていていました。

ーー新しいスキルを習得する部分にマッチしていたのですね!
ただ、人から話を聞き読者に伝わる文章を作成する「取材ライター」の難易度は高いイメージを私自身も受けております。

田中さん:たしかにユーザーの思いや経験、考えを記事にするのはライターさんの腕の見せ所です。

ただ相手から引き出した話を文章にする取材は、専門的な知識がなくても基礎的な執筆能力があれば取り組める。

そういった点から「基礎のWebライターコースの次に作るなら取材だな」とゴウさんとも話していたんです。

ーーゴウさんと以前からお話されていたのですね!では取材ライティングの需要はどういった点から期待できるのでしょうか?

田中さん:取材記事の読者の気持ちを揺さぶり伝わりやすい文章は、今後も需要が期待できます。

需要のある取材記事は、読者に求められやすい点から上位記事として表示されやすく、サイトの結果も出やすくなります。

ーー取材記事は、ユーザーのメッセージが読者に届きやすい魅力から需要があるのですね!

田中さん:そうですね。取材ライターの需要は今後も期待できますが、取材できるライターが足りていない点も事実です。

クライアントの求める「取材スキルを身につけたライターを育成していきたい」思いも講座の運営に至った大きな理由になります。

ーーありがとうございます!では、取材ライティングコースを運営において実際に何か悩んだ点などありましたか?

田中さん:みんなのカレッジはコンセプトが3つあり、取材ライティングコースの運営において「どうやってすべてを満たすか」は悩みました。

ーーみんなのカレッジのコンセプトとは…?

田中さん:クラウドカレッジのコンセプトは「①オンラインで学べる」「②仲間と一緒にできる」「③アウトプットを意識した学びができる」の3つです。

具体的には①はゴウさんに動画を課題として②はオンラインイベントの開催やチャットでの日報でクリアしました。

ただ③の「アウトプットを意識した学びができる方法」を見つけるのは難しかった。

ーー3つすべてを満たすとなると、講座開設の難易度は上がりそうです…!
3つ目の「アウトプットを意識した学び」はどのように解決していったのでしょうか?

田中さん:アウトプットを意識した学びとして「相互取材」を取り入れました。

相互取材では、講座の生徒同士がお互いに取材を行い、取材する側・取材される側に実際に立つことでインプット・アウトプットします。

ーー相互取材ですか!
アウトプットと聞くと書いたり読んだり、いくつか手段があるイメージですが、「相互取材」を選択した理由はありますか?

田中さん:いくつか案が出る中で、相互取材は知識を身につける上でのわかりやすいアウトプット法だと考えました。

講座の時間内で取材記事をアウトプットすることは難しかったのですが「受講生は取材することを学びたいはず」だと。
そこで、お互いに取材し合いアウトプットで学べる相互取材は必要だと思いました。
ーー私自身も、相互取材は取材される側の立場まで経験できる、取材を学ぶ上での理想的なアウトプット法だと感じます!

田中さん:ただ限られたオンラインイベントの中で相互取材をコンパクトに進めるにはどうするかはその後の課題でした。

対策として、実際に質問を満足して聞けるよう事前に基本的な質問リストを作成したり、ズームで1対1のブレイクアウトルームを設けたりして解決したのですが。

クラウドカレッジで相互取材自体したことがなかったので、色々実験しながら試行錯誤しました。

2、実際に運営してみての感想

ーーでは、実際に取材ライティングコースを運営してみてどうでしたか?

田中さん:取材講座をきっかけに「取材にも挑戦できる」と自信をもたれた過去の受講生さんも多く、取材ライターとしての始めの一歩踏み出す機会となれた点は嬉しく思います。

実際に取材記事を受注している方、取材で使用するカメラを買った方から続々と報告いただいています。

ーーカメラまで購入されて実践的です!
受講生の方が講座の学びを生かして、取材ライターとして働いている姿は講座運営のやりがいを感じるシーンのひとつではないでしょうか。

田中さん:本当にそのとおりです。ライターとしての一歩を踏み出してくれている点には大変嬉しさを感じています。
ライターの仕事は幅広いですから「取材できます」と思えるのと「取材は無理だ」と、そっとしておくのは大きな違いだと感じます。

ーー実際に運営してわかった取材ライティングコースの魅力はありますか?

田中さん:コースの魅力は2つあります。
1つ目は取材が楽しいといってくれた方が一定いたこと、2つ目は実際に取材をして「向き・不向き」がわかった方がいることです。
取材を通してライティングの世界が深まっていく面白さはあると思います。

ーー魅力について1つずつ教えてください!

田中さん:取材が楽しいといってくれた方が一定いた点は「人の話を聞いて、記事にする力が身に付いて楽しい」といった意見もありました。仕事の種類として楽しい点に気づけた意見は、嬉しい報告ですね。

一方で「取材じゃなくてリサーチをして書く方が好き」と気づいた方もいました。
向き・不向き、好き・嫌いに気づけた理由としては、相互取材できた部分が大きいかなと思います。

取材を通してライティングの世界が深まっていく面白さを感じられて嬉しいです。
ーーコースの中でも「相互取材」の存在は大きいのですね!

田中さん:コースが終わった後に「もう一度やりたい」と2回目の相互取材を希望する方もいて、実際に相互取材で2回目の記事を書いた方もいらっしゃいます。

運営前は「相互取材は緊張するだろうし、受講生は嫌なんじゃないかな」と思っていたのですが。
実際には相互取材の2回目を希望する受講生が多く驚いたと同時に、多くの受講生が望んでいると知れて「新しい発見」でした。

ーー実際に取材を経験して初期とのイメージとの違いや新たな発見は多くあったと思います。

田中さん:そうですね、ライターは人と関わることが少ない仕事のイメージもありますが、取材では人の話を聞けてむしろライティングの世界が広がっていく面白さはあると思います。
実際に取材してみて「自分は向いていない」と感じた方も、実際に相互取材することで、自分にあう仕事を再確認する機会になったと感じます。

ーー実際に取材を経験しての気づきは、受講生それぞれにあったのですね。では逆に運営してみて「こうすればよかった」という部分はありますか?

田中さん:強いて言うなら相互取材して記事化する流れを2回したい部分から、コース期間を2ヶ月や6週間に伸ばすことですかね。

ただ、1ヶ月で学びきれる点が講座の魅力なので難しいところでした。また講座の期間が伸びると離脱率が増え、講座の金額面も変わってしまうデメリットが出てきます。

ーー2回の相互取材は自信がつきそうですが、スケジュール的に厳しいイメージです。
今後、コースの期間が長くなる可能性ってあるのでしょうか?

田中さん:取材ライティングコースの期間は今のところ1ヶ月がベストだと思います。実践をメインにした「特訓コース」を設けるのも声が多ければありかなと考え中です。

3、今後の展開について

ーーーー取材ライティングコース受講後に特訓コースに進む流れもできれば、講座でかなりの実践スキルが身につきそうです!
取材ライティングコースの今後について、何か思い描くビジョンなどありますか?

田中さん:今後はマーケティングに強いライターや成果を出せるライターなど、他のライターと差別化したい方々を排出していけたらと考えます。

また今後「取材ライター」として活躍する人が出てくれば、取材講座にメンターとして参加してもらうのもいいのかなと。

ーー実際の受講生さんが参加すると雰囲気もまた変わりそうですね!

田中さん:そうですね!先輩ライターが後輩ライターを教える流れを作っていきたいです。

ゴウさんの講座動画はもちろんですが、メンターからもフィードバックするといった循環ができればと考えています。

ーー取材ライティングコースがどんどんレベルアップしていくのがイメージできた気がします。では「みんなのカレッジの今後」についてお伺いしたいです!

田中さん:みんなのカレッジの今後としては、まず、ライターの将来の選択肢を増やすサポートをしていきたい。取材はライターにとって1つの道であるため、これから伸びるジャンルの講座も増やして行けたらと考えます。

ーー具体的にどのような講座をお考えですか?

田中さん:たとえば、SNSライティングやセールスライティングなどは今後も需要が期待できるジャンルです。これらはすべて重要な部分が同じで「成果を出す」ための1つの手段。

いろいろな分野に挑戦していただくことで「自分に向いているもの」を明確にでき、さらに新しい分野にも挑戦しやすくなります。
興味のある分野を身につけたい際に、気軽に参加できる講座をみんなのカレッジ内で今後も作っていきたいです。

ーーみんなのカレッジの講座は受講期間、受講料ともに参加しやすさがあり、初めて学ぶジャンルに出会っても取り組みやすさがあるのではないでしょうか?

田中さん:「受講しやすさ」は常に意識しているし、クラウドカレッジや各講座のコンセプトでもあります。

最近では、会社員も副業は当たり前となりフリーランスも珍しい存在ではなくなりました。

人生100年時代や個の時代と呼ばれ、学ぶ姿勢は20歳を超えてからも必要です。
そういった点から「何歳になってもキャリアアップしたい場合にパッとある存在」はビジョンの1つです。
ーー人生を100年と考えると、興味のある分野は常に変わっていきそうです。

田中さん:そうなんです。学びや仕事は変わるからこそ、個人で1から働きたいと考えた時の入り口となればと思います。

たとえば「〇〇を学ぼう!」と思っても時間や金銭面での負担は大きく、挑戦できないケースは多いのではないでしょうか。

クラウドカレッジは誰もが0からスキルを得て、仕事を変えたい時に最初に一回来る場所やいつでも帰って来れる場所でありたいです。

ーーありがとうございました!

取材ライティングコースやみんなのカレッジへの思いについて幅広く伺うことができました。今回はありがとうございました!

まとめ

今回は、取材ライティングコースやクラウドカレッジ、会社への思いまで幅広くお話を伺いました。

取材ライティングコースやクラウドカレッジのコンセプトや、クラウドワークス会社に対するそれぞれの田中さんの思いも知ることができました。

クラウドカレッジでは、新しく何かを学びたい方々へ今後もさまざまなサポートを行っていきます。

田中さんが佐々木ゴウさんと運営するクラウドカレッジ「取材ライティングコース」では現在、受講生を募集しています。毎回応募多数ですので、早めの応募をおすすめします!

▶︎応募はこちらから

※本記事は、クラウドカレッジ取材ライティングコース内の課題「相互取材」で執筆したものを、FB内容の反映&note投稿用に編集してアップしたものです。


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