見出し画像

新曲『No one compares』、生田絵梨花の歌上手なアイドルを脱した後の第一歩

私は元乃木坂46で歌手の生田絵梨花さんのファンでありながら、彼女の歌唱には正直物足りなさを感じ、アイドルを卒業した歌手として声の柔らかさが欲しいと願っていた。

2023年11月10日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日)で彼女はディズニー映画主題歌『ウィッシュ~この願い~』を歌ったが、1つ1つの歌詞をどう表現するかを暗記し、それを思い出しながら歌うような姿勢でいた。

同放送回では生田さんの友人・上白石萌音さんがソロで『ひかりのあと』を自然体で歌っており、暗記型の生田と、そのとき感じたことをそのまま表現する思考型・上白石との差があった。

それが、今年5月18日放送『ミュージックフェア』で生田さんの歌唱からは大きな変化が見られる。自らが作詞・作曲を手がけた新曲『No one compares』では全ての表現が自然だった。人が作ったものを歌う歌手から、自分で表現するシンガーソングライターへ化けている。

元アイドルという大きな看板を外しても生田さんの表現者としての可能性に期待したい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?