寝返り
寝返り
しかし昔から、
何を言うべきか分からなくなってから
夜汽車に乗って白樺を見ると、
迷いが雲散霧消して、翌日からまず、
家族友人知人隣近所から、
「こんな良いことがあって」
「あんな良いことがあった」
と報告があり
「今か今かと、自分の、
今度は自分の番だ」
と吉報を待っている時に
君は僕の家に来て、
「人も鳥も、森の動物たちも、
夢の中の芝居の稽古で、
科白を間違える度、
寝ているのに
体の向きを変えるのです」
と言いました。
良い文章を作れるように、 作るために、 大切に使わせて頂きたいと思います。