蒼龍 葵
昔書いていた田畑兄妹の初期作を今回創作大賞に合わせて全面改稿しました!どこまでの方にウケるか分かりませんが、楽しんでいただけたら幸いです。
私(葵)と実家の家族達とのノンフィクション色々話をまとめております。順不同、とりあえずじじが元気なうちに形に残そうと思って置いてます。
私が6年半やってた某出会い系サイトで色々あったギャグコメ話です。基本暗い話はカットしてます。題名が題名ですけど、別に性的描写は殆どありません😆
今回創作大賞2024に初参加したので、偶然見つけたものやフォロワーさんがお勧めされたり感想書いていらっしゃるものを読んで特に気に入ったものを抜粋しております。 ※ネタバレ大いに含むのですいません。 ※私は感性の人間なので変な文章でも想いを綴ったものなので許してください。 ※作家様へ→こんな所で勝手に置くなぼけヽ(#゚Д゚)ノ┌┛Σ(ノ´Д`)ノなどありましたらこっそり教えてくださいませ
今回創作大賞の文字数制限の兼ね合いで入れられなかったものや、短編、ボツった話や番外編を残そうかと思ってます。
第1話 8時15分 私の職場は新宿歌舞伎町。それなのに、毎日反対方向の青梅街道を電動自転車で駆ける。今日はもしかしたら、あの人に逢えるんじゃないか……なんて淡い…
←前(第16話)へ ★ マガジン 第17話 「玉ねぎって目に染みるよね」 翌日退院と言われていたのだが、医者から結構大きい手術になったので少し経…
←前(第15話)へ ★ マガジン 第16話 「ふーふーしてやるから、ちゃんと食えよ」 翌日、母さんが仕事休みを取り麻衣は入院した。元々1泊2日と…
←前(第14話)へ ★ マガジン 第15話 「兄貴のこと、嫌いじゃないもん」 親善試合に心を打たれ、本気で羽球に向かうようになった栞はブランクあ…
←前(第13話)へ ★ マガジン 第14話 「命がけのやきもち」 S女学校とT高校は理事長が同じという理由で時々スポーツ交流、親善試合が行われてい…
←前(第12話)へ ★ マガジン 第13話 「あれ?もしかしてシスコンの序曲?」 次の日曜日。今度はスポーツの出来る場所で遊ぶことにした。 何と…
←前(第11話)へ ★ マガジン 第12話 「やっぱり妹が大事です」 待ちに待った日曜日! これ程までに休日を楽しみにしたことなんて、今までに一…
←前(第10話)へ ★ マガジン 第11話 「救済企画が消滅しました」 俺は人生で初めて告白をされた。しかも俺の羽球を見てくれた可愛い後輩に、だ…
←前(第9話)へ ★ マガジン 第10話 「据え膳なのに食べられません」 「弘樹……俺の悩みを聞いてくれ……」 「ど、どうした田畑……」 ここ2…
←前(第8話)へ ★ マガジン 第9話 「決してお漏らしではないっ!」 俺と柿崎ちゃんの羽球大会は意外なところで盛り上がりを見せ、俺は生まれて初…
←前(第7話)へ ★ マガジン 第8話 「リベンジマッチで縮まった距離?」 俺と柿崎ちゃんとのリベンジマッチは大々的に告知されていたようで、何故…
←前(第6話)へ ★ マガジン 第7話 「妹がヤンデレ疑惑なんですけど」 「忍~聞いたぞ。お前、柿崎ちゃんに喧嘩売ったんだって?」 友人の雄介がニ…
←前(第5話)へ ★ マガジン 第6話 「これって病んでる?妹降臨」 「ただいま……」 久しぶりに身体を動かした俺は肉体的も精神的もボロボロだっ…
←前(第4話)へマガジン 第5話 「どっちも死亡フラグしかたたない件」 「お、今年の女子羽球部、珍しく今年は高体連地区代表いけんの?」 「そうなんだよ、すげーだ…
←前(第3話)へ ★ マガジン 第4話 「妹が怖くてエロ本も買えません!」 俺は猛烈に悩んでいた。同じ悩みを抱えているであろう親友に勇気をもって…
←前(第2話)へ ★ マガジン 第3話 「妹が怖くておちおちAVも見れないなんて!」 型枠工の父さんは大体朝早くから出勤して夕方くらいに帰宅するこ…
2024年5月26日 00:11
第1話 8時15分 私の職場は新宿歌舞伎町。それなのに、毎日反対方向の青梅街道を電動自転車で駆ける。今日はもしかしたら、あの人に逢えるんじゃないか……なんて淡い期待を抱いて。 でもこんな馬鹿げた生活を何年続けた所できっとあの人には逢えない。彼は、私を捨てて家を出ていった。3年前に父さんが事故で死んでしまい、それで変わってしまった母さんと全く折が合わなかったから。 ──ねえ、忍。貴
2024年7月8日 00:37
←前(第16話)へ ★ マガジン第17話 「玉ねぎって目に染みるよね」 翌日退院と言われていたのだが、医者から結構大きい手術になったので少し経過を見たいと言われ、麻衣は結局1週間入院した。 俺にはよく解らないけど、医者の説明によると、骨と関節を安定させるためにピンニングってのをしてるらしい。 写真も見せてもらったが、一部の骨が粉砕骨折状態になっており、手術の時に
2024年7月7日 20:27
←前(第15話)へ ★ マガジン第16話 「ふーふーしてやるから、ちゃんと食えよ」 翌日、母さんが仕事休みを取り麻衣は入院した。元々1泊2日というプランの手術であることと、症例件数がそこそこ多い事から早めの手術に踏み切ったようだ。 それに長く放置していると、勝手に骨同士がくっついてしまうらしい。だったら早い方が治りも早いし、羽球をやりたい麻衣にとって他の選択肢は無
2024年7月7日 14:08
←前(第14話)へ ★ マガジン第15話 「兄貴のこと、嫌いじゃないもん」 親善試合に心を打たれ、本気で羽球に向かうようになった栞はブランクありの俺に「日曜日、練習に付き合って欲しい」と声をかけてきた。 スポーツデートは大賛成だ。それに、お洒落しなくていいのも有難い。いつもの動きやすいラフな格好に変えた。 そして20分早く目的地に到着。ここで今日のデートプランを
2024年7月7日 07:19
←前(第13話)へ ★ マガジン第14話 「命がけのやきもち」 S女学校とT高校は理事長が同じという理由で時々スポーツ交流、親善試合が行われていた。 T高校とN高校は高体連でぶつからなかったので、俺は「S女学校の羽球部エース麻衣の兄貴」という立場を使って親善試合を見させてもらうことにした。勿論、妹の雪ちゃんを同じ学校に持つ親友の弘樹も一緒だ。 とは言え、男子
2024年7月6日 23:25
←前(第12話)へ ★ マガジン第13話 「あれ?もしかしてシスコンの序曲?」 次の日曜日。今度はスポーツの出来る場所で遊ぶことにした。 何と栞も羽球の経験があるらしく、俺達はまたひとつ意外な所で意気投合した。「びっくりしたなぁ。まさか、忍も羽球やってたんだって?」「ああ。顧問に『お前がいると部員が減る』とか訳分かんねえ事言われて腹が立ってそのまま辞めたん
2024年7月6日 22:50
←前(第11話)へ ★ マガジン第12話 「やっぱり妹が大事です」 待ちに待った日曜日! これ程までに休日を楽しみにしたことなんて、今までに一度もない。 父さんからの連絡を受け、念願の帆宮 栞さんとこの日、初デートの約束をしていた。 彼女との待ち合わせ場所に20分も早くついてしまったが、今日のプランを急いで脳内でもう一度組み立て直す。 麻衣も行きたいと言って
2024年7月6日 07:58
←前(第10話)へ ★ マガジン第11話 「救済企画が消滅しました」 俺は人生で初めて告白をされた。しかも俺の羽球を見てくれた可愛い後輩に、だ。 これから始まる夢のような青春を妄想していたら、何と夢精してしまったらしい。何がヤバいって、その醜態を妹の麻衣にバレてしまった事が一番最悪だった。 もしも、あの時の事がバレずに今も花音ちゃんとお付き合いしていたらどうなっ
2024年7月5日 21:34
←前(第9話)へ ★ マガジン第10話 「据え膳なのに食べられません」「弘樹……俺の悩みを聞いてくれ……」「ど、どうした田畑……」 ここ2日程、全く眠れない夜を過ごしている。それも、全て麻衣がおかしくなってしまった所為なのだが。 このままだと、俺は不眠症で死んでしまう。いくら学校の授業でコソコソ眠りを確保しても全然足りない。育ち盛りの子供はしっかり寝ないと
2024年7月5日 20:59
←前(第8話)へ ★ マガジン第9話 「決してお漏らしではないっ!」 俺と柿崎ちゃんの羽球大会は意外なところで盛り上がりを見せ、俺は生まれて初めて後輩に《放課後校舎裏に来て下さい》と呼び出された。 ラブレター? こんなものを貰ったのは人生初めてだ。可愛い便箋に書かれたその文字を見つめて感涙全開になる。「あれ、忍。まさか後輩ちゃんからの告白?」「んっふっふ
2024年7月5日 20:23
←前(第7話)へ ★ マガジン第8話 「リベンジマッチで縮まった距離?」 俺と柿崎ちゃんとのリベンジマッチは大々的に告知されていたようで、何故かギャラリーとしてS女学校の生徒まで来ていた。 勿論、彼女達は自分の母校の先輩でかつ、彼女ら男子に免疫の無い子達にとってスーパーアイドルである柿崎ちゃんを熱烈に応援している。要するに私設ファンクラブだ。 高体連も近いと言
2024年7月5日 18:01
←前(第6話)へ ★ マガジン第7話 「妹がヤンデレ疑惑なんですけど」「忍~聞いたぞ。お前、柿崎ちゃんに喧嘩売ったんだって?」 友人の雄介がニヤニヤしながら俺に話しかけてくる。 1週間後に迫ったリベンジマッチの所為で、ただでさえ俺は朝が弱いのに、何と2時間も早くから麻衣にケツを叩かれ、無理やり起こされる日々が始まった。内容は3キロの走り込みと、公園での素振りと
2024年7月5日 15:12
←前(第5話)へ ★ マガジン第6話 「これって病んでる?妹降臨」「ただいま……」 久しぶりに身体を動かした俺は肉体的も精神的もボロボロだった。 当たり前だが、3年間のブランクは現役バリバリの後輩に勝てる訳もなく、俺は帰宅する足が鉛のように重かった。むしろ家に入る事すら躊躇われた。 でも、正直頑張ったんだ。1セット取ったし。 3年間だぞ、3年! ブランク
2024年7月5日 14:29
←前(第4話)へマガジン第5話 「どっちも死亡フラグしかたたない件」「お、今年の女子羽球部、珍しく今年は高体連地区代表いけんの?」「そうなんだよ、すげーだろ。15年振りの快挙らしーぞ?」 いつもの平和な昼休み。友人の弘樹と雄介と一緒に校内ニュースを見ながら弁当を開けた。 今更だが、俺の弁当は毎朝麻衣が作ってくれている。とは言え、朝早くから学校給食の仕込みの為朝早くに出勤する母親が
2024年7月5日 12:14
←前(第3話)へ ★ マガジン第4話 「妹が怖くてエロ本も買えません!」 俺は猛烈に悩んでいた。同じ悩みを抱えているであろう親友に勇気をもって相談する。「なぁ、弘樹。お前んとこの雪ちゃんってどんな感じ?」「急にどうしたんだ? 田畑。しかもまた傷増えてるし。ほら、バンソーコ」「あぁ……」 お前は女子かよ、ってくらい弘樹はポケットの中に絆創膏を持っている
2024年7月5日 11:45
←前(第2話)へ ★ マガジン第3話 「妹が怖くておちおちAVも見れないなんて!」 型枠工の父さんは大体朝早くから出勤して夕方くらいに帰宅することが多く、俺と顔を合わせるのは学校が終わってからになる。 生活サイクルが根本的に違うので、親父とあまり会話することないのだが、今日に限って珍しくソファーでテレビを見ている俺の隣にすすっと近づいて来た。「なぁ、忍。お前、