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風の時代を考える④ ~『健康』と『spirituality』~

【風の時代を考える】シリーズ(?)として、【spirituality】という言葉について書いてみたいと思います。

いきなりなんでこの単語が出てきたかと言いますと、占星術がスピリチュアル系だから。

というわけではありません^^;笑

私の中で「風の時代」というもののイメージを、膨らましていたときに、ふと頭の中に、この言葉がインスピレーションとして働いたもので、せっかくだから、ちょっとまとめてみようかなと。。(このテーマは夏には決めてたんですが、中身を書き始めるのに、冬になってしまったw)

頭に浮かんだ理由としては2つあり、一つはもちろん、風の時代を考える①で書いたように、「風」という単語の語源が、【spirit】→精神、霊、霊的な性質のもの であるということ。もう一つは、WHOが定義している人間の「健康」に、【spiritual】という言葉が入るかどうか審議されたことがある。ということにあります。

いきなり、なんで、WHOが出てきた?!って思いますよね( ̄▽ ̄;) 

自己紹介欄にちらっと書かせていただいていますが、私は医療&福祉職として仕事をしています。うちの会社のビジョンに、簡単に言うと『その方が、その方らしく「健康」に生きるために必要なことをプロとして支援する』というのがあって、『その「健康」とはその方の「体・心・社会」の三つが満たされるように』としています。

「健康」の解釈に関しては、WHOが掲げている定義が大元で、そこには、「physical」「mental」「social」の単語が書かれています。「spiritual」を定義に入れるかどうか、提起されたり、審議されたのは、約40~20年前で、この時、結果として、定義の改正には至らなかったのですが、もし採択されたとしたら、「spiritual」を日本人としてどのように解釈するか?直訳すると「霊的」だけど、『霊的に健康』ってどういう状態?ということを考えた記憶があり、その後も、「健康」ってどういう状態を言うのか?というのを、職業柄考え続けています。

そんな中で、ここ数年強く思うのは、「physical・mental・social」のように、実際に見える部分や体感する部分(mentalは、それ自身がカタチとして見えるわけではありませんが、言動や身体症状として現れやすい)だけでは、生きがいだったり、人生の質的なものって、満たされないこともあるのでは?ということなのです。

それらが満たされてないと自分が感じている状態を、「健康」とは言えない気がするんですよね。(自分自身は、今のところ身体的・精神的には特段の問題はないと思ってるし、有り難いことに仕事にもありつけて生活できているので、上記で挙げた定義の要素は基本的には満たしている部類に入ると思われるけど・・・という意味です。細かい問題は日々ありますが 笑)

一方、WHOで、「健康」の定義に【spiritual】を追加することを提案されるまでの経過をまとめてみますと、、、風の時代を考える②で書いたように、「土」の属性の影響が過剰になってきたため、それに危機感を感じていた一部の人たちが意見を言い始め、1980年代前半に当時の事務局長が「(戦後のような)物質文明を通じてでなく、人間の精神や良心の根源となる信仰、理想、倫理などの思考を通じて、健康ということに取り組むべきで、【spiritual dimension】という要素を追加するべき」という趣旨の発言をしました。spiritual dimensionは、そのまま訳すと「精神的次元」てとこでしょうか。

ただ、各国の社会情勢や文化的背景、国家間の関係バランスなどの問題が多々あり、具体的な進捗はなく経過。その後1998年にWHO憲章の見直しすることになったタイミングで、地域地方事務局(加盟国をエリア別に分けているため)の一つが定義の改正を目指して、「spiritual」と「dynamic」という2要素を加える提案をして、総会レベルで採択されましたが、結果としては、否決されました。(背景としては、提案した事務局のエリアがイスラム圏であり、特に「dynamic」という言葉を入れたことによってコーラン教義に基づく宗教的な色が強いと判断されたため)

で、何が言いたいかというと、実は、上記の流れ、風の時代の前哨戦である期間に起きた出来事なんです(>_<)

大体、どの元素の時代も、本格的にその時代に入る前に、お試し期間的に、グレートコンジャンクション:GC(20年に一度の木星土星会合)が新しい元素で一度起こってから、もう一度前の元素に揺り戻されて、新旧が大体整理されてから、本格的に新しい元素に行くという流れが多いのですが^^;

今回の前哨戦は天秤座♎GC時代(1981~2000)で起こっていたので、「風」が象徴する「spiritual」ということに意識があがったことはもちろんですが、天秤座の特性から考えて、『物事って、一つの側面だけでは成り立たないよね。「可視化しやすいもの」と「可視化しにくいもの」のバランスを考えてみなさいよ』ということを暗示してたんじゃないかな?なんて思ってしまったりしてます。

つまり、まとめると、来年からの風の時代には、「健康」というものの要素にも、精神性→【spirituality】ということが大事になってくるのだろうなぁと。

単なる、気分の浮き沈みやその場その場の精神状態ということではなく、その人を根本的に形成する土台としての在り方としての「精神性」。

その背景は、もちろん人によって違って良いので、信仰や宗教的な背景が入ってる方は、それが土台になるのかもしれません。

私自身は、無宗教なので、そのような土台はなく、どうやって精神性を高めればいいのか?って答えがすぐ出てくるわけではないけど、今年繰り返してきた、「自分が本当に大事にしたいものは何か?」という問いを、いろんな場面で続けて一つずつ行動していくことで、純化していくのではないかな?と思っています。

カタカナで「スピリチュアル」と書くと、「目に見えない不思議なモノ」的な、ちょっといかがわしい雰囲気が漂ってきそうな、日本の空気感もありますが、東洋的なイメージとしては「道(どう)」が近いでしょうか。

風の時代のスタートまであと半月! 風に乗る準備を!

#風の時代 #spirituality #精神性 #スピリチュアル #道 #健康


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