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闘鷲降臨~若鷲躍動(21-22Game9)#FE名古屋

怪我人が出た時に若手が躍動するチームは伸びる(断言)

FE名古屋 104-79 愛媛

 ここまで1勝7敗の愛媛。外国籍選手の合流遅れもあるが、どちらかというと守備面で苦しんでいる、というのは昨年と変わらない。
 一方のFE名古屋。今節は帰化枠のエヴァンスルークをコンディション不良で欠く。相馬に続いての主力の怪我。こういう時にこそチームの底力が試される。

 1Q。序盤こそお互いに攻撃が重い雰囲気だったが、先にエンジンがかかったのはFE名古屋。立役者は本日はいいシュートタッチで気分よくシュートを打っていたランダルだった。このQはFG5/7で12得点とチームをけん引。一方の愛媛はFE名古屋の守備の圧力の前に攻撃が機能せず、このQはわずか9得点。6つのターンオーバーを喫してFE名古屋に主導権を握られてしまう。

 2Qになると愛媛の攻撃も一時の不調から抜け出し、お互いに点を取りあう均衡状態に。要因は愛媛の外のシュートが入り始めたこと。3Pを4/7としっかり沈めていくことで、点差が離れていきそうなところを何とか追いすがる。ハーフタイムで46-31と15点リード。

 しかし、3QはFE名古屋のリードを拡げた時に相手を潰し切れない悪癖が顔を覗かせる。愛媛が2メンゲームからリムアタックをする形が立て続けに決まって得点差は8点まで縮んでいく。点差が12点くらいで推移していたタイミングで1回タイムアウトを使っていた首脳陣だが、その後3分も経たないここのタイミングでもう1回のタイムアウトを要求して引き締めにかかる。そこに応えたチームはここからの5分間を18-8と抑え込み、逆に得点差を広げて3Qを終える。

 こうなると守備力に不安のある愛媛は得点差を縮めることは簡単ではない。4Q出だしの城宝の3本連続3Pシュート成功も、それらの次ポゼッションでFE名古屋が攻撃を成功させては点差が縮まらない。結局攻め合いになる展開は残り7分弱のところから会田を起用するなど明日の試合に向けた稼働分散にも余念はなく、余裕を持った勝ち方でFE名古屋がGame1を勝利した。

雑感

○林瑛司の躍動
 エヴァンスルークの離脱を受けて本日のスターティング5は大きくテコ入れされていたが、その最たるものが林瑛司の起用だったのではないだろうか。その林は後半覚醒。18点、3Pも3本決めるなど攻守に躍動。なかなか決められていなかったコーナーからの3Pがしっかり決められていたこと、速攻からの素晴らしいレイアップがあったこともそうだが、今日は特にボールをもって積極的に攻撃を仕掛ける姿が目立っていた。

○グッドシューティング(除くFT)
 プレビューでFEのシューティングを心配していたわけだが、本日は14/34と本数・確率ともに十分と言える数値だった。…FT以外は。

×勝負所では相手をしっかり刺さなければいけない
 ローテから2枚欠けているとはいえ、15点以上だった得点差が8点になってしまう強度はまだまだ課題が残る。

本日の採点

202111051106名古屋島根Game1

(おまけ・川辺HCコメント)


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