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闘鷲降臨~Re:St@rt(19-20GAME9)#FE名古屋

FE名古屋 96-62 東京EX

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1Qから気分よく得点を重ねるFE名古屋。東京EXはこのQはミスが非常に多く、8つものターンオーバーを積み重ねます。そこからの展開で16点を積み重ね、また相手守備を後手に追い込んだことで、得たFTも11本を数え、効率のいい得点と守備で33-14と大量リードを奪います。

とはいえ大量リードを簡単に溶かすことに定評あるFE名古屋だけに予断を許しません。案の定、2Q序盤の2分ほどで連続7得点を許し、12点差まで詰められます。しかし、ここでチームを落ちつかせたのが宮崎と鹿野、両ベテランの3Pでした。そこで一息ついたFEは1Qよりは苦労しつつも身体を張った守備で相手を抑え込みながらリードを拡大。その後も点差が20点を下回ることはなく、残り4分あまりをお互いが外国籍選手を引っ込めるガベッジタイムとなる快勝となりました。

東京EXオフェンスの機能不全

昨日の東京EXの攻撃ですが、外国籍選手とそれ以外で分けると、下のようになります。

ステファン&フェイゾン FG:21/40(52.5%) 3P:4/10(40%)

日本人選手 FG:5/34(14.7%) 3P:1/16(6.3%)

東京EXも日本人選手でシュートの当たりの出る選手を探しつつ多くの選手をコートに入れて試しましたが、ついぞ当たりが出ることがなく試合が終了してしまいました。これは逆の目線で行くと、この日についてはFE名古屋がシュートを落とさせるだけの守備をきちんとできていたこと、また、ディフェンスリバウンドの確保も77%と、おおむねきちんと相手の攻撃を切れていたこと、この二つが良かったということでしょう。

また、実はこの日はターンオーバー数という意味では東京EXの18に対してFE名古屋は16とあまり変わらない水準でありました。しかし、ポインツ・オフ・ターンオーバー=相手ターンオーバー後にとった得点は東京EXの11点に対しFE名古屋は27点。相手のミスを得点につなげたFEの攻撃と、自分のミスを得点につなげさせなかった守備、という意味において、良い戦い方ができた試合と言えるのではないでしょうか。

なお、ここまで書いたところで相手チームの #石田剛規HC のnoteを読んだところ、ほとんど同じことが書かれておりました。やはり、HCとしても敗因をそこに求めていらっしゃっるのでしょう。

石田HCが自分のマネジメントを敗因としたこと、日本人選手が上手く動けなかったことを考えると、次の対戦はいかに日本人選手に自信をもって動けるように仕込むか、ということを考えてくるのではないかと推測しています。

理想的なタイムシェア

一方のFE名古屋は、早いタイミングでリードをし、相手の選手交代に合わせて外国籍選手に交代で休みを与えながらリードを維持、最終的には大きくリードを保って主力どころに休息を与えることができました。#川辺泰三HC としては、細かいところでの反省点は残しつつも、リソースを残しながらの試合運びに手ごたえを感じられた試合だったのではないでしょうか。

#19ベンジャミン・ローソン#24ジョシュ・ホーキンソン のこの日のプレイングタイムはいずれも30分前後。お互いに主力を下げる時間帯となった残り4分余りをもし出ていたと仮定しても、35分には届かない形で休息を与えることができていました。週半ばのゲームということを考えると圧勝によってリソース消費を少なくできたことは次の試合に向けてもちろんよかったわけですが、それだけでなく試合全体でもリソース調整ができていたのは素晴らしいことだと思います。

その他の日本人選手についても #5山本エドワード#7木村啓太郎 のファウルトラブルで少し長めのプレイングタイムになった以外は、強度が出せる時間に抑えつつ、試したい選手を試す形で分散した素晴らしい配分となりました。期待のルーキー #21会田太朗 もわずかですがコートに立つことができ、迷いの多かったビッグマン勢も試すことができました。この勢いと経験、反省を活かして、東北4連戦をいい形で勝ち抜きたいところですね。

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