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闘鷲降臨~天皇杯の感想と第5節愛媛戦簡易プレビュー #FE名古屋

挫折をバネに羽ばたこう。

FE名古屋 74-86 茨城

・試合全体で見れば、技術の差、力の差を感じた試合。
・試合通して、高さと技術と機動力を併せ持ったジェイコブセン、トラソリーニに全く歯が立たなかった。特にジェイコブセン。
・ただ、試合の結果が変わったかどうかはともかく、3Qの形をもう少し早く出せたのであれば競り合いには持ち込めたと思われる。
・攻撃面が上手くいかなかったのは、FEのピック&ロールに対する茨城ビッグマンのハードショウが鋭く、対応が上手くいかなかったことによるもの。外国籍の機動力があるチームではこれがやりやすいわけで、今後どういう風に対応していくのか注目したい。
・最終的には、シュート力の差でもある。

(AWAY)ファイティングイーグルス名古屋 vs 愛媛オレンジバイキングス(HOME)

ここまでリーグは7勝1敗と好調のFE名古屋。天皇杯こそラウンド3初戦敗退となったが、逆に消耗度は抑えられたともいえる。

一方の愛媛は開幕から1勝7敗と苦戦中。とはいえ、上位候補の相手続きであったことを考えれば致し方なしか。前節のGame2は仙台を延長まで追い詰めるなど調子は上向き。けして侮れる相手ではない。

愛媛の泣き所と言えば成績が良かったころからも守備だったわけだが、それは今年も相変わらず。特に厳しいのがペイント内で60%以上の被FGを許しているところ。リムプロテクターがいるわけではないが粘りの守備でペイント内被FG%を44%に抑えているFE名古屋とは対照的だ。

また、愛媛はターンオーバーからの失点が多いのも特徴。FE名古屋の今季のここまでの勝ちパターン、守備で相手にミスをさせて得点を奪っていく、という部分を考えると、「ミス」の多寡が今節の勝敗のキーポイントとなってきそうだ。

今節のポイント

1. 外国籍トリオ&日本人トリオを抑えこめ

愛媛の新外国籍選手、ライアン・クリーナーは合流こそ遅れたものの、シュート力、そして細かな技術には確かなものを感じる。そしてフェルプス、フィッツジェラルドは守備はともかく攻撃においてはB2でもトップクラスの破壊力を持つ存在。ここに俊野兄弟と城宝が加わって、攻撃面ではまったく上位とそん色がない。彼らにいかに気分よくプレーさせないかが問われる。

2. シューティングスランプというトンネルを抜けろ

茨城戦でもそうだが、開幕からここまでFE名古屋は攻撃面では苦労が続いている。システムへのアジャストがまだまだで思い切ったシュートが打ちきれない場面も多く、本来の彼らのシュート力からすると若干物足りない数字だ。一方でミス自体は多くはなく、シュートまでは持っていけていることから、あとは「いかに決断してシュートを打つか」にかかっているかもしれない。

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