見出し画像

闘鷲降臨~ミッション1:泥仕合時空をかわせ(21-22Game7)#FE名古屋

かわせなかった感じはするけどもとりあえず勝ったのはヨシ!←

FE名古屋 71-56 東京Z

 前節の山形戦をなんとかダブルで通過したFE名古屋。機動力のある構成の3ビッグには一定の手ごたえを得た形。
 一方の東京Zは開幕6連敗と苦しい立ち上がり。いい形でプレーできている時間帯はあるものの、若いガード陣の経験のなさか、長続きしないのが響いている印象。とはいえ、昨年の愛媛戦を見るまでもなく、連敗中のチームには殊の外優しいことで定評のあるFE名古屋。しかも、どれだけ戦力差、調子の差があろうと泥仕合になることで定評のある対東京Z戦であることは、数年前の伊藤大氏の引退ゲームを引っくり返されたことからも周知のとおり(積極的に痛い記憶を掘り返していくスタイル)。

 1Q、先手を取ったのは東京Z。積極的なリムアタックで活路を見出した東京Zは、3ビッグのスイッチ&スクラムでボールマンを抑えにかかるFE名古屋のリムプロテクトのスイッチの甘さを突いてドライブからの加点に成功。スタートからの5ポゼッションで得点するなど順調に加点。ただしFEもしぶとく点を積み重ねる。このQ17-20。

 2Qはややディフェンスを締め直したFEが守備力を発揮。1Qのような順調な攻撃を許さない。また、今日の構成だとクウェリとクロフォードのマッチアップであれば機動力の差が明るみに出ることも少なく、またここ2節ほど、東京Zのボールマンが自ら攻める形をとってこなかったことも幸いしたかもしれない。相手の攻撃を停滞させることには成功。ただしFEの攻撃もなかなかエンジンはかからず低調のまま。少ない速攻のチャンスなどをものにしたFE名古屋がわずかに前に出て折り返し。

 3Q、じわじわと話す決め手になったのはファウル。前半は出足鋭く守れていた東京Zだが、FE名古屋のリムアタックにじわじわとファウルが嵩んでいく。これが彼らには重かったか、攻撃におけるミスも増えはじめ、そのカウンターをファウルで止める悪循環。結果このQ、9本のFTを沈めたFE名古屋がリードを7点に拡げる。

 4Qもあまり状況は変わらない。FE名古屋のシュートも入らないが、それ以上に東京Zの攻撃が停滞。もちろん停滞させるだけの集中力のある守りをしていたFE名古屋の守備は褒められていいが、それ以上にもったいないターンオーバーが多い印象だった。そこから速攻や、整わない守備を突いた攻撃でファウルをもらい、FTを重ねて得点を維持したFE名古屋が、すっきりしない内容ながら押し切った形となった。

雑感

○2Q以降は粘り強かった守備
 1Qは東京Zのインサイドアタックにやや後手を踏んでいたが、残りのQはほとんど攻撃を機能させていなかった。特に4Qのスタート辺りはしっかりとボールマンに圧力がかけられていたし、最後まで集中力を切らさなかったのは良かった。

×3ビッグ時のヘルプローテにやや問題
 クウェリがいない時の3ビッグ時はどんどんスイッチして相手ボールマンに息をつかせないような守り方が良いところなんだけど、引き換えにクウェリというリムプロテクターをコートに置けないという副作用があり、その副作用がこの試合の前半中心に出ていた。
 あれだけベースライン側をドライブされて得点につなげられると厳しい。あちら側をドライブされるならヘルプローテで挟むのが基本だと思うけどそこも間に合っていない印象なので、今後に向けても修正は不可欠だろう。

?2-3ゾーンアタックには答えが出ず
 今日は東京Zはほとんど2-3をやってこなかった印象。これだけシュートが入らなかったからマンツーで守れると踏んでいたのかは不明だけど、これだけシュートが入らないのなら明日はやってくるかもしれないので、対策は万全にしておいてほしい。

本日の採点

20211023名古屋東京ZGame1

(おまけ・川辺HCコメント)

首脳陣としても評価が高くないのはある意味安心であった。明日は泥仕合時空に巻き込まれずにスッキリ勝ちたいものです。

サポートいただくと、現地レポートの割合が増えます。何卒。