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座敷牢にぶち込んどいて、勿体無いってどうゆうこと?

白いブラック企業には座敷牢、要するに「追い出し部屋」のような部署がある。
座敷牢にぶち込まれると、ろくな仕事が与えられることはない。
気に入らないなら自分で見つけろ、自分で提案しろと言われるが、提案したところで、あーでもない、こーでもないと難癖をつけられて認められることはない。
こういったやり取りを続けられることで会社に失望して出ていくことを狙ってのことなのだろう。
さらに誰かと仕事をさせてもらえることは少なく、基本は一人仕事。
いわゆるボッチ状態が続くのでこれもまたきつい状況である。
多くのものはメンタルをやられてしまうが、生活のために心を殺して耐えるしかないのである。

こんな状態であっても必死にしがみついていると、たまに会社での自身の方向性(身の振り方?)を話し合う面談が獄卒長(部長)と行われることがある。
獄卒長の作戦なのか、いろいろと要望をやさし〜く聞かれる。
一年前に素直に要望を言ったら、自尊心を徹底的に傷つけられるような結果になったのを今でも覚えている。同じ座敷牢にぶち込まれている仲間も同じような目に遭っていて、お互いにコテンパンに自尊心を傷つけられると報告しあって慰め合うのが恒例になっている。
今年もまた仲間の一人がコテンパンにやられたのを聞いた。
どうせ拒絶するなら、要望など聞かなければよいのに聞くだけ聞いて拒絶して楽しんでいるのかと思うと、かなりのサディスティックな獄卒長である。
こういう輩には無反応が一番効果がある。
どんなに甘い言葉にも反応せずに、
「期望(希望?)はありません。与えられた仕事を地道にやるだけです」
以外の言葉を発しないのが一番である。
期望(希望)がないから壊しようがない。
獄卒長はいくぶん不満な様子でいる。
期望(希望)をぶっ壊してやりたいのに、壊すべき期望(希望)を出してこないからだ。
ないものは壊せない。
最後の獄卒長の言葉「勿体無いよね」
この状態で出せる精一杯の攻撃なのか?
勿体無いと思うなら、勿体無くない使い方をセーよ!と言いたいが言えない。
反応すれば、その10倍以上攻撃が返ってくる。
反応したら負けなのだ。
毎日、滝に打たれる修行をしていると思えばよいのだ。
精神修行だ。
熱くて熱くてギリギリの状態でサウナに入って耐えていると思ってもよいだろう。
この耐えている自分にちょっと快感を感じてくれば、苦痛よりも快感を感じそうである。

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