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白いブラック企業では強かな奴ほど出世する

白いブラック企業によらず会社にある程度体力(余裕)のある企業で出世するのには強かさが必要です。実力や経験があって実績を残していたとしても、この強かさがなければ出世どころか粛清されてしまうのです。出る杭は打たれるなり抜かれるなりされてしまうのがこれまでも紹介してきたように白いブラック企業なのです。

もうかなり昔のドラマになりますが「半沢直樹」に登場する香川照之さんが演じる大和田常務が部下の支店長に対して
「しっかり責任を取らせなさい」
と言っていたのを思い出します。
自分の落ち度をすべて部下に乗っけて追放することで自分の負債を綺麗にするのです。

こういうことが現実でも起こっているのです。
こういうことができる人間が白いブラック企業では出世して部長でござい、役員でございと偉そうにしているのです。
彼らに楯突こうものなら、速攻で何らかの罪を着せられて追い出されることでしょう。
そして彼らの言いなりになってサバイブできた人間が上に昇っていくのです。
ですから、昇った人間は今までのマイナスを取り戻すべく、下から搾取はするし、せっかく昇ったポジションを守ために、問題はすべて部下の誰かになすりつけるのです。

こういう不毛なことが起こるのは、最初の言ったように体力のある企業が多いです。
企業に体力、要するに余裕があるために、有能な社員をいじめて追い出したり、無能な人間を出世させて小中学校での仲良しクラブのようなことができてしまうのです。
体力の少ない企業で、有能な人間をいじめて追い出したり、無能な人間を上にあげようものなら、即、企業の命が吹き飛びますから、生き残っている中小企業では、こんなふざけたことは起こりにくいのだと思います。

しかし、体力があるからと言って、こんなことを続けていくと徐々に体力は減少し、ついには死んでしまいます。これまた古い話ではありますが、ものすごい大手證券会社である山一證券の廃業に至った要素の1つとしても社員の腐敗があるのではないかと思います。

自分がいる間は倒産などない!
自分が何もしなくたって会社は給料をくれるもんだ!
うまく立ち回ったもん勝ちだ!

言っている本人は腐っている発言と思っていないのかもしれませんけど、
相当腐っている発言です。
こういうことを言っている人間がいる会社は、いずれ淘汰されていくでしょう。
しかし、それまでの間、時代劇に出てくる悪代官と越後屋みたいな輩がのさばり続けることでしょう。残念ながら会社には水戸黄門も大岡越前も半沢直樹もいません。
鎖きった組織を改善できるのは、世の中の人(世論)しかありません。
腐って腐って限界まで腐って、世の中の人が誰も相手にしなくなってようやく気が付くとか、ビッグモータやジャニーズのように問題が明るみになって世論に叩かれるかしないと改善しません。

(追伸)
ジャニーズ事務所の問題は、やっちまったジャニーさんは償うべきですし、被害を受けた方々は救済されるべきと思います。
しかし、そんな中で精一杯がんばって事態を収拾しようとしている井ノ原さん、東山さんへの心無い記者さんたちの発言には「それはないな!」と私は思います。
限界に来ている組織を、何とかがんばって立て直そうとしている井ノ原さん、東山さんのことは、正直なところすごいなと思います。絶対私には無理ですし逃げ出しますよ。逃げ出さずにがんばっている彼らを私は応援したいと思っています。
特に井ノ原さん、今回のことでめっちゃ大好きになりました!
がんばれ〜!

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