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沖縄県外に出て、湿気が少なくて感動したこと/困ったこと(2020.7.29)

いやー、シャワーを浴びたあと、タオルで拭いている間に汗が乾くって素晴らしいですね!

汗が噴き出さないから何度も拭かなくていい。ほんと楽。

髪の毛を乾かす時間も、沖縄にいたときと比べると短い!

その代わり、肌はカサカサして乾燥しやすい…。


湿度の高い低いでこんなにも日常生活に差が出るなんて知らなかった。

誰かもっと早く教えてよ、慣れるまで最初の数年、地味に大変だったよ

というわたし自身の経験を踏まえて、この記事では「沖縄県外に出て、湿気が少なくて感動したこと/困ったこと」をお伝えします。

あくまで個人的な感想ですが、これから内地(※)に住む予定のある方、または沖縄移住を考えている方の参考になると嬉しいです。
※内地=ないち、と読みます。沖縄県外を指す言葉です。


まずは「感動したこと」!


①シャワーを浴びたあと、体を拭いている間に汗が乾く!

 え? 拭くんだからそりゃ乾くでしょ。

 それがね…乾かないんですよ。もちろん換気扇も回っていて窓も全開です。

 それでも湿度が高い沖縄ではシャワーを浴びたあと、タオルで拭いているそばから滝のように汗が噴き出してくるんです。

 なんなら、その汗を拭くためのタオルがもう1枚必要になるくらいです。

 ってな感じでバンバンタオルを使ってたら、洗濯物が増えますよね。

 その洗濯物も、沖縄では簡単には乾かないんだなこれが。

 なので、内地に住み始めたころ、


②除湿器がいらない!洗濯物は外に干すだけですぐ乾く!

 って知ったときは感動しました。

 ピッカーンと晴れてる日なら沖縄でもすぐ乾くのですが、内地では曇りの日でも除湿器なしで乾く。「曇りの日でも」、ここ重要です。

 ここでいうすぐ乾く、というのは干してから数時間~半日くらいです。

 というのも、沖縄では洗濯物をベランダに干したところで雨が降ったりやんだりするので、一晩たっても乾かないなんてことは日常茶飯事。むしろ雨に降られてさらに濡れる、なんてことも珍しくないです。

 なので生乾きの洗濯物を室内に移動させ、その部屋で除湿器をフル回転させて乾燥させることがよくあります。

 ちなみに除湿器は1台じゃなくて2台です。あ、さらに風を送るために扇風機もあるとなお良しです。
(1人暮らしで洗濯物が少ないなら、除湿器は1台でいいかも?)

 生活していく上で、除湿器が必須なんです。ないと本当に洗濯物乾かないです。なのに除湿器のタンクに溜まったたっぷりの水を捨てるの、たまに忘れるんですよね。(捨てるの忘れたままだと、いくら除湿しても乾かないというトラップ)


③食器乾燥機がいらない!洗った食器は置いておくだけですぐ乾く!

 これにもビックリしました。使う前に拭かなきゃ...乾いてる!!という小さな感動。やること1つ減って嬉しい。

 食器を洗って水を切りキッチンに置いておくだけだと、沖縄ではなかなか乾かないんです。湿度が高いから水分の逃げ場がないんですよね。

 なので逆にいうと、沖縄では食器「乾燥機」が必要です。自分で洗わないと落ち着かないから、という理由で食洗機には抵抗が強い年配の方でも、食器乾燥機は持ってます。だって乾かないから。


④肌がむちゃむちゃ(※)しない!肌が荒れにくい!

 ※むちゃむちゃ=ベタつき具合を表す沖縄の方言です。さらに詳しく知りたい方は前回の記事「沖縄と湿気とむちゃむちゃと」も読んでみてね。

 肌がむちゃむちゃしない。実はこれが一番感動したかもしれません。読み返すと感動してばかりだな、わたし。

 汗ダラダラの肌とファンデーションのコラボはどうしても肌が荒れてしまいがちですが、わたしの場合内地に出て肌荒れが減りました。

 ちなみに内地に出ると肌がキレイになるってよく聞くんですが、むちゃむちゃしないからだけではなく、水の硬度の違いもあるようです。

 沖縄の水って、硬水なんですよね。内地は軟水。何が違うのかざっくり説明すると、水に含まれている金属量が多い=硬水、少ない=軟水、とのこと。わたしも今知りました。

 ミネラルウォーターで例えると、エビアンが硬水、いろはすは軟水なので、飲みやすさも違いますね。軟水の方が飲みやすい。軟水の方が髪の毛にもやさしくて、肌にもやさしいと言われています。

 ちなみに海外は大体の国が硬水らしいです。ちょっと話がそれちゃったので、湿気の話に戻しますね。


⑤髪も紙も湿気ない!

 湿度が高いときの沖縄って、紙も湿気(しっけ)るんですよ。髪じゃなくて、「」の方です。ちなみにもちろん髪も湿気でボサボサになります。

 お店で買い物をして、受け取ったレシートが湿気でくったりしていた衝撃、未だに覚えています。(今はどこもクーラーが効いているから、くったりレシートを受け取る機会は少ないかもしれません)

 ちなみに紙に字を書こうとして、紙が湿気すぎていて鉛筆だと書けないこともありました。濡れた紙には鉛筆だと書けないと思うのですが、まさしくあんな感じです。


まとめると、湿度が適度に低いって過ごしやすい。いい。とてもいい。

逆に、「湿気が少なくて困ったこと」なんてあったかなー。

と考えてみたところ、意外にもいくつかありました!!


そして「困ったこと」!


①肌の保湿が必要

 これ、個人的には知らなくて困ったことナンバーワンです。

 顔の保湿はしても、腕や脚など、顔以外も保湿が必要なんてそんなバカな...!

 冬に肌がカサカサしてきて、ん?まぁいっか、と放置していたら余計にかゆくなり、かいてしまい。

 悪化するも、顔以外の肌に何かを塗ったことがないから、「保湿する」ことを思い付かないんですよね。湿気が多い沖縄では、肌はいつもむちゃむちゃしててそもそも乾燥しないから。

 何か塗ればいいんだ!って思い付いたのいつ頃だったかな、内地に出てから数年後の冬くらいかな。(あほですね)

 ドラッグストアで肌に合う保湿剤を探すのが楽しいときもあったのですが、わたしの場合いろいろ試しても肌トラブルが気になり、最終的には皮膚科でもらうヒルドイドに落ち着きました。

 保湿、大切です。


②風邪を引きやすい

 これも気付くまでに数年かかりました!!

 朝起きたときになーんか喉が痛いなと思うことが多くて(特に冬の朝)、口を開けて寝てるのかなとずっと思ってましたが、真犯人は「乾燥した空気」でした。もちろん口を開けて寝ないことが一番の予防です。

 ただでさえ寒さに弱くて、沖縄にはあまりない季節の変わり目で体調を崩しやすいのに、こんなところにもトラップが...。

 ということで、内地に住むなら、


③加湿器が必要

 です。なくても濡れタオルを干したり、ヤカンのお湯をピーピーさせたり工夫して生活できるけど、できればあった方がいいです。さらに言うと湿度が表示されるタイプのやつ。おすすめです。

 加湿器を買うまえと買ったあとでは、空気の乾燥具合が全然違う

 タンクに溜まった水を捨てる除湿器とは反対に、加湿器は水をタンクに入れるんですよね。そのタンクいっぱいに入れた2リットルくらいの水が、早いときだと冬は半日でなくなる。そりゃ寝ているあいだに少しでも口を開けようものなら、喉の水分ももっていかれちゃいますよね。

 加湿器を寝室に置いただけで、喉を痛めにくくなったので風邪を引く回数が明らかに減りました。


④アトピーが治りにくい(らしい)!

 アトピー、わたしも子どもの頃そうでした。今はほぼ治っていて、汗をかいたときに肘の裏がたまにかゆくなるくらいです。

 大人になって知ったのですが、アトピーって湿気がある方が治りが早いみたいです。あと海水もアトピーに効くそうで、よく海に連れていかれて、ボチャン!と海水に浸かっていた記憶があります。しょっぱ。

 もちろん個人差があると思うので一概には言えませんが、参考になれば幸いです。


まとめ!

湿気との付き合い方って難しいですが、どこに住むにしても、

 ・湿度はコントロールできる
 ・人間が快適に暮らせる湿度がある(50%前後だそうです)

ということを知っておくだけでも、だいぶ生活が変わるかなと思います。



今年の沖縄は一足も二足も早く梅雨明けしましたが、わたしの住んでいる地域はまだ梅雨の真っただ中。

この時期だけは、内地でも除湿器がほしくなりますね。



お礼:ヘッダー写真はみんなのフォトギャラリーよりお借りしました。ありがとうございました!



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