引きこもりを楽しむコツ

引きこもりは良くない。

わかってる。
結局は外の風を浴びて、人と交流して、小さな達成感を得ながら生きていくのが一番心身の健康にいいということなど。

でも、それができないときもある。

時間があれば幸せか?

私には時間がたっぷりあって、今は働く必要もない。
訳あってあまり外に出かけられない。

友達はいるけど、相手の大切な時間を奪うことになるから、時々会えれば十分。
話の合わない人には、相手の望む価値を提供できないし、無理に会いたいとも思わない。

正直、働いている方がラクだった。
やるべきことが明確にあって、成果物ができる。
夢中になって時間は勝手に過ぎていくし、お金ももらえる。
環境が悪くない限り、引きこもりになる要素が全て取り去られる。

なので、私はあえて在宅ワークをしながら生活をしている。
スキルを貯めたいという名目で、本当は病み予防のために。

自由な時間を楽しむ才能がないのかもしれないけど、私にもできることがあった。
それは、家の中を楽しむということ。

家の中を本気で楽しむ

おうちが好きだ。
外に出なければ病むということがなければ、永遠に家にいてもいいくらい。

家では、好きなときに好きなことが好きなだけできる。
何もかも自分の思い通りにすることが許される唯一の場所。
城である。

だから、そこでは妥協しない。
ご飯は必ず食べたいものを作るし、おやつとも真剣に向き合う。
自分が主役になる時間は、毎日発見があって楽しい。
ちょっとめんどくさいことでも、やってみると素敵な経験になる。

時には歌ったり、本を読んだり。
なんか物足りない時には、スピーカーでBGMを流したり、香りを変えてみたりする。
作業をする場所を変えてみたりするのも新鮮な気持ちになる。

部屋を好きな空間にする

自分の部屋が好きになれない人は、もったいないと感じてしまう。

以前の部屋は、あまり好きになれなかった。
貰い物のソファに、暗い部屋。自分の作業スペースがない間取り。
仕方がないと諦めていたけれど、気分は落ちていく一方。
適当な暮らしでは、さらに全てがどうでもよくなっていく。

なんとか好きなソファに買い替え、好きな街の好きな部屋に引っ越したことで、引きこもり人生が変わった。

今はキッチンにコーヒーコーナーを作って、自分だけのお気に入りに囲まれて暮らしている。
自分の部屋の全ての要素が好きだ。

怖くても「外に出る」のはチート

外に出てしまえば一瞬で発見だらけ。
目的地にたどり着く達成感、人と交流する喜び、外界は幸せの宝庫。

でも、一度引きこもり始めると外に出るのが怖くなってしまう。
たぶん原因は、自分自身に価値がないと感じたり、人と比べてしまうから。

好きな空間の部屋でゆっくり過ごす。
生きるモチベーションを失わないように、小さな達成感を得ながら。
どこにいたって、主役はあなた。
誰かがあなたを待ってる。

だから、外に出かける予定が入ったら「エイッ!」と出る勇気が大事。
これから会う人を、未来を信じて。

引きこもりを楽しもう

ずっと半分幸せで、半分悩んでる。

正解はわからない。
ただ、今の状況下で可能な限り自分の好きな時間の使い方をしている。

やりたいことをやって、やりたくないことは無理にしない。
以前よりとても快適。

一方、1日youtubeを観て、受け身で過ごしてしまった時の悲しさは異常。
家にこもっていても、自分で何かを達成する喜びを得られる仕組みづくりができていれば、倒れぬよう足元を支えてくれる。

ちょっと疲れたから、昨日作ったプリンを食べてみよう。






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