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人のやさしさが、しみる

退避中というのは、基本的にすることがない。
せめてパソコンがあればなぁと思うのだけど、相棒は任地に置いてきてしまった。

そこで私は4人の首都隊員同期に思いっきり頼っている。「見学させて」と。

よく幼稚園や学校に行っているのは、皆のおかげ。心から助かっています。


専攻していたことだから勉強になるのはもちろん、シンプルに子供たちが可愛くて癒される。
退避が延長になったらまたおいで、と言ってくれて嬉しかった。


「隣の学校で折り紙教えるんだけど、一緒に行く?」と声をかけてもらえて嬉しかった。
鶴しか折れないけどいいのかな~、なんて思いながら行ったら三角錘(正四面体)の折り方教えてて、理科隊員は違うなと思った。

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これを折り紙と表現した感性が好き。

折り方はさっぱり分からなかったけど、「これで合ってる?」「次は?」と聞いてくる生徒の対応は英語でもアムハラ語でもできたので、多少は役に立てたと思う。

生徒たちが余った紙で風船を作って私にくれた(トップ画)。え、自分で作れるんだ!?と驚いたし、それをくれた気持ちも嬉しかった。


活動以外でも、気にかけてくれる人がたくさんいる。

退避中はホテル住まいで外食が続くからと、同期がカレーを作ってくれた。わざわざ日本米を炊いて。

自分たちも退避してるのに「いやぁ大変ですね…今はそっち(ディレダワ)の方がホットじゃないですか?」と声をかけてくれる隊員がいる。

「時間あったらうちでワークショップやりませんか?」と誘ってくれる地方隊員もいる。

「ごめんなさいね、ちょっとずつしか予定分からなくて」と調整員さんも声をかけてくれる。全くもって調整員さんのせいじゃないのに。


総会で仲間に気づいた、という話をしたけれど、今本当に彼らに支えられている。
凹んでも仕方ないし前向きに行こう、と思えるのは彼らのおかげ。
今週はなにをしようかな。

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