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読書記録。「西の魔女が死んだ」|書く習慣#Day7


最近読み終えた本の感想を記録する。

有名な本なのでタイトルを知ってる人も多いと思う。

「西の魔女が死んだ」

ストーリーとしては、まいという女の子が、田舎のおばあちゃんの家で過ごした、あるひと時の話。「魔女修行」として過ごす日々のなかにつまった、あたたかいものに触れる素敵な本だった。

おばあちゃんの言葉のあたたかさや、大切にしたい考えがつまっていた。

前にYouTuberのCHOKIさんが
動画でこの本のあるセリフを紹介していた。
それがきっかけで気になって読んでみた。

私もそのセリフが、すごく好きだ。

「サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きる方を選んだからといって、だれがシロクマを責めますか。」

自分が自分らしく居られる場所を選ぶことを、誰も責めないし、責められるようなことじゃない。私はそう受け取った。

どうしたって社会は生きにくい。
家の外に出れば、刺激や嫌なことだらけだ。
だから逃げてばかりではいけない。

でもどうしたって合わない場所はある。
魚が陸で暮らそうとしたら長生きはできないのと同じで、苦しい場所で枯れかけながら呼吸するよりも、落ち着いて呼吸できる場所にいればいい。

周りの環境に馴染めない自分に悩む私にとって、すごくお守りになる言葉だ。

馴染めないからといって、全てを環境のせいにするつもりはない。自分も至らぬ点は正さなきゃいけない。
ただ、その場所と自分、何が合わないのか。どうしたら心地よくなれるのか。自分次第でどうにかなる問題なのか。
それを考えてみたいなと思った。

私自身、人と自分の境界線をうまくひけない部分がある。私が決めなきゃいけないところを人に委ねようとする癖もあれば、私がどうにもできないことで、落ち込み悩み悲しくなることもある。

ここまでは私、ここまでは貴方。
境界線をうまくひけるようになりたい。

読書をする時間は少なくて、なかなか進まないけれど、やっぱり自分のなかに得られるものは大きい。

もっと色んな本に触れていきたい。
そしてまた、この本は読み返すだろう。

おばあちゃんの言葉を心に留めて日々を過ごしていきたい。

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