20240715 電車で教会に出会う/『ゴジラ-1.0』微妙

電車の中で白人のモルモン教の「長老」(と書かれたバッジを胸に付けていた)が、(盗み聞きした限り)たまたま居合わせたらしい日本語のモルモン書を読む日本人らしい青年に英語で話しかけ、英語で会話していた。それで、いわゆるモルモン教の教会が近所にも結構あるということを知り、だから何ということでもないのだが、教義は違えど、かつて一時期ながら通った教会の人間のコミュニケーションを懐かしく思い出した。良くも悪くも、電車の中で、街頭で、つまらない性愛などではなく、見知らぬ他人とコミュニケーションを行える最後の可能性、宗教。


Amazon Prime Videoで『ゴジラ-1.0』を観る。別に、つまらなくはないのだが、実に「並み」のエンターテインメント・メロドラマで、これもう『ALWAYS 三丁目の夕日』じゃん……などと思っていたら同じ監督で驚いた(後で知りました、本当に)。神木隆之介の演技もどこかズレた印象があり、キャラクター造形・演出の問題なのだとは思うが、微妙。たとえば監督の個性によって極上のエンタメであった『シン・ゴジラ』などと比べると、無個性で、あるいはエンタメの標準がこれなのかもしれないが、微妙。特に関心するところはなかった。

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