1/16 病める人、病める関係

今日も持病で病院へ。

ところで、なぜ、かつてうつ病だったことなど以上に、体の持病のことは話せないのだろう? 何やら何かしらプライドのようなものが関わっていそうだが、よほど必要に迫られなければ持病のことは話さない。一方で、うつ病の経験はSNSでも公言している(つもり)だし、心の通う友人であれば、体の持病のことよりもよほど話しやすい。人類学的な何かを感じる……健康というものがもつ抗いがたい魅力。

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祖母はもって一、二カ月と言われているらしい。透析をしていた、というのも知らなかったが、それもやめてしまったようだ。会うことはかなわないだろう。葬式もいけないだろう。Zoomで面会ができるようだが、何とも寂しく悲しいものだ。結局人間というものは、まず物体であり、肌であり、体温だろう。

コロナの重さは何より人と人の関係にのしかかっている。それは、じゃあ人と人の関係を大事にしよう、といって解決するようなものでは決してない。

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