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3/31 納豆がない

非常時だが生活をやめるわけにもいかず、これもまた丁寧な暮らしの一つの形態なのかもしれないと思いながら、スーパーで惣菜や炒めるだけの簡単なんちゃらを買う。明日から新年度となるが、きっと授業は始まらないだろう。微妙な気持ちで過ごしている。

非常時といえば、スーパーに納豆がなくて驚いた。非常時だからといって行動を変える人間のせいで常時どおりの行動を制限されることに憤る日々であったが、納豆を食べなければならぬ、と普段以上の納豆を買っていくというのもある種の行動の制限なのかもしれず、こんなことで憤っても仕方がないなと思うのだが、きっと命に関わる領域でもそういうことが起こっていて、その命というのは大抵、病人や障害者のものなのである……彼らが目に入るようになったのも、私自身病を持ってからだなぁと思う。

雪が降っても桜はまだ残っている。

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