3/13 卒業式の疲れ

今日もまた、年に一度の卒業式であった。外野席から見つめていたが、居心地悪い気持ちにもなりつつ、素直に担任や両親に感謝を表明する生徒たちを見ていると、何となく泣けてくる。

私は、普段歩かない道に集合住宅などを見つけてしまうと、じーっと見つめながら通り過ぎ、そこに繰り広げられるたくさんの私と関わることのない人生のことを思ってある種の感慨を抱くのだが、卒業していく彼ら彼女らを見ていると、どうもそれと似たような気持ちになる。もちろん知った顔は多く、むしろ世話になったような生徒も多いのだが、担任をしたわけでもなく、この先互いの人生が、たとえば互いに変化をもたらすほどに交わるというようなことは、ほとんど百パーセント、ない。しかし、そうではあっても、なかなか整理が付かない。

疲れた。

その後は残って来年度の準備をしていた。来年度も忙しくなりそうだ。

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