5/13 Memento mori/お役所仕事

昔から電車の人身事故には特別な気持ちを抱いてしまうのだが、思うに、それは自分にとって最も身近な死だからだろう。日常に巧妙に隠蔽された死というものに、このレールが繋がっている。この車両に、この車輪に轢かれて死んだ人がいる。

雨の日は本が読みにくく、プラットフォームからレールを見下ろし、ぼーっと車窓の外を眺め、そんなことを考える。

19時くらいまで残っても1秒も授業準備ができないというのは、教員の仕事って何なんだろうなぁという気持ちになる。役所とのやりとりとか、どうして俺がやるんだろう?しかし、役所は役所で、ステキなお役所仕事を見せてくれ、よっ、お役所仕事! と喝采したくなったりした。

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