12/10 『語彙力をつける入試漢字2600』

かねてから漢字の学習は語彙の学習だ(でなければならない)と考えている。漢字の学習参考書にもそういった思想で書かれたものが多くあるが、最近は筑摩書房の『語彙力をつける入試漢字2600』が気に入っている。著者の円満字二郎氏は漢字に関する書籍を多く書いている人物のようであるが、熟語の説明がすべてに付されていて、おまけに字義にまで遡る解説で、相当に勉強になる。生徒にも使わせてみたいものだが、次の副教材選びにどこまで関われるものか……(副教材選びにはテストの作りやすさ(テスト作成ソフトの使い勝手)やおまけなどのしょうもない理由が関わってくる)。

先入観もあるのかもしれないが、『評論文キーワード』といい、筑摩書房は「わかっている」感じのする良い参考書を出す。

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