20220420 仕方がないので演劇部の演劇について思うことを

あんまりに書くことがないが、それでもなぜか書こうとしているから、日々現実に起こること思うところを書くしかあるまい。

最近は演劇部が大会を目前にしており、よく通し稽古を眺めているのだが、本校の演劇部は台本を部員が作っていて、だから、とにかく素人っぽい。おかげで、素人が落ちる落とし穴に関する洞察は深まっていくのだが、まず素人がいきなり芝居を作るというのが結構特殊な状況だから、まあ役に立たない洞察だろう。しかし、たとえば今日の発見を述べれば、せっかく舞台に上がって照明を浴びているのだから、ただ台詞を聞かせるのではなく、視覚的なおもしろさがあった方がいい

とんでもなく、基本中の基本を述べているのだろうが、しかし、突っ立って台詞を読むシーンが多くなるものだ。ト書きが少ない、というよりは、演出家の不在が根本的な原因なのかもしれないが、ただ台詞を読むところ、ちょっと歩き回ったり、身体の向きを変えてみたり、小道具を蹴っ飛ばしてみたり、頭を掻いてみたり……そうしたことから、始めてみるのも良いのかもしれない。視線を向ける価値のあるものを、とまでは言わずとも、視線を向ける拠り所があれば、良いのだが……。

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