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ファストドクターの緊急支援に感動

■ファストドクターは「スマホのビデオ通話」機能を利用して「医師等へ相談」することが可能です
■被災者は「無償」です(令和6年能登半島地震の緊急支援)
■「からだ」と「こころ」の不調の両方に対応しています

「ファストドクター」を知っていますか。

ファストドクターは、全国の医療機関から構成されている時間外救急の総合窓口(プラットフォーム)で、症状に応じて救急病院案内や夜間休日往診、オンライン診療などの適切な医療を選択できるよう支援しています。(ファストドクターホームページより一部引用)

私は一人目を出産後にファストドクターの存在を知り、登録しています。


2024年1月2日の夕方、ファストドクターからLINEにお知らせが届きました。

令和6年能登半島地震で被害を受けた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

ファストドクター株式会社および提携医療機関(以下、ファストドクター)は、昨日発生した「令和6年能登半島地震」により被災された方々を支援するため、本日からオンラインでの無償の緊急医療支援を開始いたします。

体調不良や軽いけがに対し救急車や救急外来の必要判断や、自宅に帰れない状況での薬の相談、災害関連の不快な夢による不眠、強い不安など、身体的症状から精神的症状まで医師等が無償で相談を行います。

■ 対象者
石川県、富山県、新潟県、福井県、岐阜県を現在地とする、令和6年能登半島地震により被災された方々を対象とします。在住であるか否かは問いません。

■ ご利用方法
下記URLからお申込み後、お手持ちのスマートフォンからビデオ通話で医師等との相談が可能です。
https://fastdoctor.jp/r6-noto-eq/

■ 【体の不調】に関する相談
医師によるビデオ通話での医療相談を限定的に実施します。救急外来が不要と思われる症状の相談や、着の身着のままで避難された方の健康相談・服薬相談などに対応します。

対応可能な相談内容
・ご自宅に戻れないことによる処方薬不足・紛失の相談
・発熱、腹痛、頭痛などの緊急を要さない体調不良や外傷の相談

対応時間
・1/2 (火) 12時から1/4 (木)17時まで、24時間対応
・以降の対応は、被災地の医療体制を鑑みて決定いたします

相談費用

・無償

■【こころの不調】に関する相談
ファストドクターのメディカルカウンセリングサービスを限定的に無償で実施いたします。
災害関連の不快な夢による不眠や、突発的な記憶のよみがえり強い不安や恐怖感、気の高ぶりに対し、専門医による監修プログラムを受講した公認心理師などの医療系有資格者が、主に認知行動療法による「対話」で被災地の皆さまのメンタル面のケアを行います。

対応時間
・1/2 (火) 12時から1/8 (月祝)24時まで、いずれも9時〜24時

相談費用
・無償

この度の支援は、ファストドクターのミッション「生活者の不安と、医療者の負担をなくす」に基づき、被災者を迅速に適切な医療へとつなぐこと及び、現地の救急医療機関への逼迫を軽減することを目的としています。医師による相談を通じて、被災された方々は自宅や避難所から直接医療にアクセスできます。これにより、救急病院での治療が必要ない症例を適切にオンラインで対応することで、地域の医療機関の負担を軽減します。

また、災害後のストレスや不安を抱える被災者に対して専門的なメンタルヘルスへのアクセスを提供し、長期的な心理的影響の軽減を目指します。

ファストドクターホームページより一部引用

着の身着のままで避難している人は、命が助かったからといって心安らかに避難生活を送っているわけではもちろんなくて、怪我をしていたり、普段飲んでいる薬を自宅に置いてきてしまったりして、痛みや不安を抱えつつも医療支援がくるのをただただ待っているのかもしれません。

さらに、家が倒壊した様子や火災を目の当たりにしたり、大切な人を目の前で失った人もきっといて、そういう経験が精神的にどんな影響をもたらしているかは想像を絶するというか、辛いなんて言葉じゃとても表現できない苦しみだと思います。

そんな状況の中、震災から丸1日も経過しない中で無償の緊急支援を実現していることが本当に尊くて、日本にこんな素晴らしい医療インフラがあることに感動しています。

おそらく、この緊急支援は、医療支援が届くまでの繋ぎのような役割で、実際に対面で処置をしたり投薬したりすることはできないけど、それでも、専門家に相談して「大丈夫」と言ってもらうことがどれだけ被災者の方たちの安心につながるだろうと。

そこに大きな価値を感じるんです。

スマホの充電や電波の問題など色々あるとは思うけれど、それでも「条件が整えばいつでも利用できる」という医療インフラが用意されているってことが大切で。

ファストドクターの支援が多くの被災者の目に留まり、少しでも不安を解消できるように、できる限りのことをしたいと思います。


それにしても、ファストドクターはどうしてこんなに素早い対応が可能なんだろう・・・しかも無償で。

私もこういう仕事がしたいんです。困っている人に対して、手を差し伸べられるような仕事。

私たちのチームでも、今回の被災者の方たちに対して何かできることがあるのかもしれません。

身の安全や、最低限の生活(衣食住)の確保ができたら、次はお金のことが心配になるはずで「確定申告どうしよう・・・税金払えない・・・何か救済措置あるのかな・・・」と思う人も少なからずいると思うし、そういった不安を少しでも解消できるようなサポートができるかもしれない。

私一人じゃ何もできないけど、チームならできるかも。

小さなことでいいから、何か少しでも支援ができるような方法がないか考えてみます。

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