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私をくいとめて

図書館カードを作ったときに、メディア館が提供する映画が視聴可能になりました。
フランス人向けなので、字幕は主に仏語のみ。
仏語がわからない私は英語か日本語の映画を選んで観ています。
今日は、わたしをくいとめて、という映画を見ました。
仏題?英題?はTempuraです。


能年玲奈さんの演技にすごく惹き込まれました。みつこのなんでもネガティヴに考えてしまうところ、表面上では平静を装っていても内心は穏やかでいられないところ、助けてほしいなんとかしてといっぱいいっぱいなところに共感しました。同時に、みつこを演じる能年玲奈さんをみて、ちょっと最近の私を客観的に見ることができた気がします。気がするだけかもしれませんが。

特にイタリアでのシーン、みつこもさつきもどちらの気持ちも入ってきてしんどかったです。親友のライフステージがあがっていき取り残されたような気持ちや、異国に移住し覚悟はしていてもたくさんのおおきな変化に戸惑い孤独な気持ち。ふたりが心のうちをさらけ出し、スッキリ帰国できて良かったです。

私はこの映画が上映されていたことを知らなかったのですが、予告編をみて驚きました。
私の感じた印象と大きく違っていたからです。
予告では、おひとり様という言葉が強調されていてラブコメかな?といった映像でしたが、私からみたこの映画はみつこの心の中の葛藤や成長に焦点を当てた人間ドラマのように思えました。

何はともあれ、すごく心に刺さったのでおすすめです。

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