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ゴンドウトモヒコさんのソロアルバム感想

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音楽家のゴンドウトモヒコさんが毎月リリースされているソロアルバムの感想です。現在、Vol.24まで更新。固定記事はVol.20リリース直後のものです。
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ゴンドウトモヒコさんソロワークス導入ガイド(のようなもの)

 掲題の件、Twitter(頑なにこう呼ぶ)で投稿したものをこちらにも残すための記事です。  1/21に開催される葛西敏彦さん主催イベント『ユーバランス』にて、ゴンドウさんご本人や愚音堂公式のアカウントにて、ソロワークスの曲も演奏する可能性があるとの旨が書かれており、ひょっとしたら一介のファンのこういう投稿も何かの役に立つかもしれないと思い、1アルバム1ツイートに収まる程度でファン視点でのアルバム紹介を投稿してみた。こういうものは残せる所に残しておけば後々誰かが参照するかも

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.24)

 前回から少し期間が開いてしまいましたが、音楽家のゴンドウトモヒコさんがソロ名義でリリースされているアルバム、Vol.24の感想です。  ソロアルバムに関する公式情報は以下を参照してください。  なお、本記事投稿時点での最新作は2024年7月11日リリース『untitled』となります。 Vol.24『24 Seasons』配信リンクはこちら。  2024年6月2日リリース。24作目だからか「二十四節気」をテーマにした作品であり、ソロワークス最多の24トラック収録、勿論

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.23)

 音楽家のゴンドウトモヒコさんがソロ名義で月次リリースされているアルバムの感想、2024年4月にリリースされたVol.23編です。各ライブやテレビ番組レギュラーなど話題は尽きませんが、今回はソロアルバムに絞った記事になります。  ソロアルバムに関する公式情報は以下を参照してください。  本記事を投稿している2024年6月2日には最新作『24 Seasons』がリリースされました。  また、ソロワークスリリース開始から2年が経過したということで、2024年6月1日発行の愚音

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.22)

 リリースペースにこちらの投稿ペースが追い付かなくなってきていますが、音楽家のゴンドウトモヒコさんのソロ名義のアルバム、Vol.22の感想です。その他、吉澤嘉代子さんのライブを観に行ったという日記など。  ソロアルバムに関する公式情報は以下を参照してください。 Vol.22『Lullaby』配信リンクはこちら。  2024年3月9日リリース。穏やかな作品が並んでいるのでは、と思うようなタイトルだが、蓋を開ければエレクトロからロック、中にはヒップホップテイストのトラックまで

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.21)

 リリースされて既に1か月以上が経過していますが、音楽家のゴンドウトモヒコさんがソロ名義でリリースされているアルバムの感想、Vol.21編です。その他、ゴンドウさんや愚音堂周りのお話を幾つか。  ソロアルバムに関する公式情報は以下を参照してください。 Vol.21『NeBuLa』配信リンクはこちら。  2024年2月20日リリース。テクノやエレクトロが占める全10曲のアルバムだが、聴き始めと聴き終わりでは随分違う所に居るような気分にさせられる曲順、構成だ。90年代に作曲さ

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.20)

 リリースから随分日数が経ち、次作となるVol.21も既にリリースされていますが、音楽家のゴンドウトモヒコさんがソロ名義でリリースされているアルバムの感想、Vol.20編です。それから、ソロワークスの曲をライブで聴けた、という話も少しだけ。  公式情報は以下ページからどうぞ。  上記の公式ページにてセルフライナーノートが読める旨も先日アナウンスされていました。 Vol.20『Frosthony』配信リンクはこちら。  2024年1月6日リリース。2024年第一弾リリース

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.19)

 音楽家のゴンドウトモヒコさんのソロアルバムの感想、Vol.19編です。普段から(ゴンドウさんの作品に限らず)アンビエントは言葉にしづらいと考えているうえに電子音響に関する知識も無いため、リリース当初は「今回はnoteはスキップかな」等と考えていたのに、結構長くなりました。  公式情報は以下からどうぞ。本記事投稿時点ではVol.20がリリースされています。 Vol.19『EX.A.M.M』配信リンクはこちら。  2023年12月2日リリース。2023年最後のリリースは、9

11月のゴンドウトモヒコさん(ソロアルバム/ライブの感想)

 音楽家のゴンドウトモヒコさんが毎月リリースされているソロアルバムについて此処で感想を書いていますが、先月は京都で開催されたライブ2本にも行ったのでその感想も少しだけ、併せてアップします。  ソロアルバムについての公式情報は以下。本記事投稿時点ではVol.19がリリースされています。 Vol.18『Euphobient Music』配信リンクはこちら。  2023年11月4日リリース。Vol.17に引き続き秋の夜長に、という趣だが、前作では控えめだったユーフォニアムをはじ

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.17)

 音楽家のゴンドウトモヒコさんのソロアルバムについての感想文、Vol.17編です。リリース直前に少し驚くようなお知らせも挟みつつ、無事リリースされた作品ですが、公式情報は以下からどうぞ。 Vol.17【17】配信リンクはこちら。  2023年10月6日リリース。ギタリストの今泉仁誠さんをフィーチャーした作品であることが事前にアナウンスされており、アコースティック楽器によるアンサンブルが主体のアルバムだ。ポストクラシカルやミニマルな作風が好きなリスナーは勿論だが、ゴンドウさ

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.16)

 音楽家のゴンドウトモヒコさんのソロ名義のアルバムについての感想文。9月中に書きたいと思っていたが、ベーソンズを観に行ったりD.M.Pを観に行ったりしていたら、気付けば10月になっていた。  既にVol.17もリリースされていますが、公式情報は以下からどうぞ。  Vol.16【FANTASY〜安直な神話】配信リンクはこちら。  2023年9月1日リリース。ここ数か月、Vol.13は比較的スマート、Vol.14やVol.15は明確に夏の作品、といった傾向が続いていたので、久

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバム以外も好き(ライブ映像編)

 最近、ゴンドウトモヒコさんのソロ名義のアルバムの感想を書いているが、勿論ソロ以外も色々と好きなので、そういう感想も少し書いてみる。活動が多岐に渡る為あまり多くは追えてはおらず、とは言え書き出せば長くなりそうな気もするので、「Youtubeでオフィシャルに公開されているライブ映像」に限定して幾つかピックアップします。 ファンになったのは…【METAFIVE】 私はゴンドウさんのファンになって日が浅いが、きっかけは2020年頃に聴き始めたMETAFIVEだ。ゴンドウさんの事は

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.15)

 音楽家のゴンドウトモヒコさんの月次リリースのソロ名義アルバム、今月リリースの第15弾の感想です。  一連のソロワークスに関する公式の情報は以下からどうぞ。 Vol.15【summer distance】 配信リンクはこちら。  2023年8月4日リリース。前作のVol.14【Autonomy】も夏を感じるサウンドが揃っていたが、今作はタイトルもジャケットも各楽曲のタイトルも含めて、丸ごと夏仕様だ。  そんな夏のアルバムは、スキャットや途中で入ってくる鳩時計やアヒルの声の

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.14)

 音楽家のゴンドウトモヒコさんが毎月配信リリースしているソロ名義のアルバム、2023年7月分で第14弾ですが、今回も感想を書きます。毎月「こういう所が良い」というのを残しているけれど、久しぶりに「今迄で一番好きやわ~」が更新されました。  公式情報は以下からどうぞ。 Vol.14【Autonomy】配信リンクはこちら。  2023年7月6日リリース。特に何かしらのコンセプトが示されている訳ではないが、総じて夏を感じるサウンドで纏められている。前作のVol.14【Vorte

ゴンドウトモヒコさんのソロアルバムが好き(Vol.13)

 2023年6月リリース分で13作目となった、音楽家のゴンドウトモヒコさんのソロ名義のアルバム。今回も感想を書きます。前作迄の感想はこちら。公式のソロワークス特設サイトは以下。 Vol.13【Vortex of Blue】配信リンクはこちら。  2023年6月2日(*1)リリース。本作は'00年代以降に某企業のイメージ映像向けに制作された楽曲群で構成されているとのことで、いつになくスタイリッシュな曲が並ぶ印象だ。  M-1[黄昏の隅で我が祈りを奏で]はゆったりと神秘的に始