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大切な人が目の前から急にいなくなってしまう、という悲しみや苦しみを知っているか否か。

地震のニュースがしきりに報道される日々だ。


以前も記事には書いたけれど、見る度に心が痛むし、今私にできることは何だ……って考える。

被災者の方々には心よりお見舞い、そしてお悔やみを申し上げます。


そしてその様な中でニュースを見る度に気になっていることがある。

それは、避難所などをメディア、報道陣の方々が取材をする際の「被災者の方への配慮」のようなものだ。


たとえば私が先日たまたまニュースをつけた時に目にした40〜50代位の男性のお話。


その男性は単身で避難所に身を寄せており、地震によって奥様と9歳になる息子さんを亡くされた、とインタビューに答えていた。


私はこの報道を見て、まずはじめに取材される方々に怒りの感情を覚えてしまった。


取材をされた男性は、つい数週間前に大切な大切なご家族を亡くされ、今はきっと自分で自分がよくわからないような、心が、そして魂までもが深く深く傷付いた状態なんじゃないかな……………?って、私は想像した。


本当に本当に大切な人が目の前から一瞬にしていなくなってしまう、というのは、想像を絶する苦しみを伴う。


私はこの歳まで生きてきて、昨年、初めてといっていいくらいの、深いその苦しみを味わった。

あ、でも私の場合は大切な人が亡くなってしまった、という訳ではなくて、婚外で過去に類を見ないほど深く好きになった人と別離した、ということなので、大切な方を亡くされてしまった方々の苦しみに比べれば、浅いものなのかもしれない。


だけど、本当に本当に心底好きになって毎日毎日考えて、そしてその人に逢いに行くためにがんばってがんばって、そして自分なりに全力で好きになって……………


そのような人から離れる決断をし、そしてもう逢わない、と決めるというのは本当に苦しかったし、そうして大切な人がいなくなってしまう、というのはまるで身体に大きな大きな穴が空いてしまったような虚無感を運んでくるものだと知った。

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