クリープハイプは夜の匂いがする。 なんてクサイことを言ってみたものの、別に本当に曲やCDから夜の匂いがするわけじゃない。でも、クリープハイプの曲からは夜の匂いがする。 それは一人ぼっちの夜だったり、誰かと背中をくっつけて眠る夜だったり、男を相手に仕事をする夜だったり、一つの形に留まらない。私にとってクリープハイプは、シーツであり、枕であり、布団であり、毛布であり、隣に眠る男だったりする。つまり、私が愛したもののすべてがクリープハイプに詰まっている。 いつまで