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最適な呼吸は1分間に5.5回

「過呼吸」と「口呼吸」が、呼吸の現代病だそうです。
この本の著者は、「最適な呼吸数は『1分間に5.5回』」と言っています。


1. 過呼吸


現代人は過食により肥満傾向にありますが、
現代人は「過呼吸」にもなっているのだそうです。
呼吸数が増えており、吸気量が昔の2倍になっているとのデータもあります。
そして、呼吸しすぎることで、現代人の4分の1が深刻な慢性過呼吸を患っているのです。
過呼吸になると、血中酸素濃度が高くなり、二酸化炭素濃度が低くなります。
血中酸素濃度が高くなることで、臓器がさびついてしまって癌の原因になると書いてありました。

著者は呼吸を減らすことを勧めています。
最適な呼吸数は、1分間に5.5回、つまり、5.5秒で吸って、5.5秒で吐く、これが完璧な呼吸なのです。

2. 口呼吸


そして、現代人は「口呼吸」になっています。
人類の4分の1が口呼吸をしているとも書いてありました。
現代人の食事は柔らかいものが多く、噛むことが下手になっています。
そのため、顎が発達せず、口がどんどん小さくなり、鼻腔が狭くなってしまうようなのです。
その結果、気道閉塞をおこしやすくなります。
鼻には、吸った空気を温め、湿らせ、浄化するという役目があります。
その鼻を通らず、口から呼吸をすれば、喉が渇き、菌を吸い込んでしまうため、感染症もおこしやすくなります。

しかし、口の形は今からでも変えることができます。
舌の後方を上顎にくっつける練習をすることによって、口蓋が上がり、口が大きくなって、鼻腔も広がってくるのです。

現代人は、「過呼吸」と「口呼吸」で体を蝕んでいます。
「過呼吸」と「口呼吸」がいろいろな病気を誘発しているのです。

これからは、呼吸を少なくするように努め、鼻で呼吸するように意識することが重要です。
そうすることで、健康を取り戻すことができ、寿命も延びると言います。
呼吸に意識を向けていきたいですね。


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