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お腹の張りを治すためには高FODMAP食を避ける

最近、お腹が張るので困っていた。その理由がわからないでいた。
そんな時に知人が、「SIBOかもよ」と言って、これらの本を紹介してくれた。


1.私は「SIBO」かもしれない


「SIBO」とは、Small Intestinal Bacterial Overgrowth の略で「小腸内細菌増殖症」のことである。小腸内で細菌が増えることで、食物の消化の過程で大量のガスが発生し、そのガスが腸管を傷つける病気である。腸内細菌には、善玉菌と悪玉菌があるが、善玉菌でも数が増えれば害をもたらすらしい。
最近の日本人の20%が、このSIBOにかかっているという。お腹の不調を感じなくても、これだけの患者がいるのだ。


腸内細菌が異常に増殖すると、細菌たちは大挙して食物を横取りするようになり、人間の方が食物を消化しようとする前にそれを食い荒らしてしまいます。人間の腸には栄養が十分に行き渡らずに、水素ガスばかりがたまることになります。

小腸を強くすれば病気にならない

これだったのか!
腸内細菌がガスを発生させて、お腹の張りをもたらしていたのだ。

近年、「腸内フローラ」や「腸活」という言葉が流行っている。
善玉菌を増やす食物を食べると良いと言われ、ヨーグルトや納豆等を食べることが勧められている。
でも、これらの食品は、腸が正常な人にとっては効果的だが、腸に異常のある人にとっては逆効果なのだ。

2.何を食べたら良いのだろうか?


発酵性のある糖質を食べない」ようにすることが大切だという。
FODMAPという言葉を聞いたことがあるだろうか。
FODMAPというのは、発酵性のある糖質の総称で、お腹にガスを発生させやすい糖質なのである。
よって、FODMAPが高い食品は避けたほうがよい。

FODMAPとは
オリゴ糖類(O)、二糖類(D)、単糖類(M)、ポリオール類(P)の4種類の糖の頭文字を並べて、頭に「発酵性(Fermentable)」のFをつけ、「And」でつないだものです。

小腸を強くすれば病気にならない


FODMAPが高い食品の代表例をあげる。

O(オリゴ糖):豆類、納豆、ごぼう、パンなどの小麦、玉ねぎ、にんにく
D(二糖類):牛乳、ヨーグルト
M(単糖類):りんご、すいか、アスパラガス、はちみつ
P(ポリオール):カリフラワー、きのこ、さつまいも

小腸を強くすれば病気にならない

「玉ねぎ、にんにく、納豆、きのこ、ヨーグルト」
いずれも、私が健康のためにと思って、進んで食べていたものばかりだ。
そういえば、最近、玉ねぎをよく食べていた。ホットクックで蒸した玉ねぎは甘くて美味しく、蒸し玉ねぎの虜になっていたのだ。
が、この玉ねぎのせいで、お腹が張っていたのかもしれない。

3.なぜ腸内細菌がふえたのだろうか?


この本によると、SIBOをおこす原因には以下のものがある。


・小腸の消化管運動の障害
・大きなストレスや間食などの生活習慣
・抗生物質の乱用
・胃薬による胃酸の減少
・免疫力の低下
・炭水化物の消化不良・食べ過ぎ
・重金属が体に蓄積
・食中毒や急性胃腸炎などの感染症の後
・大腸と小腸の境目にあるバウヒン弁の障害
・胆嚢摘出後

小腸を強くすれば病気にならない

そういえば、私は食中毒のあとからお腹が張るようになった。2月に牡蠣に当たったのである。

4.SIBOを治すためには?


SIBOを治すためには抗生物質を使うなどの荒治療もあるが、まずは細菌の餌になりやすい高FODMAP食を避けることが大切だろう。
食生活を改善することで、少しずつ腸内細菌叢を改善していきたいと思う。

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