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社会的ストレスに強くなるには

”抵抗性”という言葉をよく聞くようになった。”社会的ストレスに対して抵抗性をつける”などによく使われる。

社会的ストレス(本来はストレッサー)とは、仕事やプライベート、様々な人間関係で引き起こるストレスである。社会的ストレスが慢性的に暴露されると、食欲がなくなる、暴飲暴食になる、不眠になる、便秘になる、下痢になるなど様々な症状を引き起こす。さらに、高強度の社会的ストレスが慢性的に暴露されると、気分障害や、うつ病などの精神疾患を引き起こす。

うつ病は、薬物療法が第一選択になるが、寛解しない患者も多く存在する。うつ病は、発症原因や病態メカニズムが不明であるため、完璧な治療方法が確立されていないのだ。

つまり、うつ病の対策は、治療でなく予防が重要になった。

では、どのように予防すればいいのか?

社会的ストレスに暴露されているだけ(うつ病と診断されていない)と抗うつ薬は処方されないのは当然である。

普段の食生活で予防する事が大事である。

そんなことは可能なのか?

まだ、わからないが、予防できる可能性は高い。

うつ病の発症メカニズムは未だに不明であるが、”炎症”が原因であることは多くの研究で検証されている。

つまり、抗炎症作用のある食品を常日頃から摂取する事で、社会的ストレスに対して抵抗性を生み出し、うつ病発症を予防する可能性がある。

抗炎症作用のある食品には様々あるが、代表的なものは、ポリフェノールやフラボノイドである。つまり、ぶどうや柑橘果実、野菜である。

結局は、規則正しい食生活に近しいのかもしれない。

しかし、規則正しい食生活とはなんだろうか?

日本人の食事摂取基準には、フラボノイドやポリフェノールに関する記載はない。

これから、フラボノイドやポリフェノールの研究も進めていけるとよいな。

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