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ネガティブな悪循環

彼女は30歳、1年前に私のプロジェクトにやってきた。本社に半年ほどいて、客先での常駐業務は初めてらしかった。
メンバー5人は全員女性、それぞれ持ち場があり、取りまとめをやっているリーダーの私は、システムの立ち上げやら上司の相手をしたりと雑事が多く、なかなか彼女のフォローが出来ていなかった。

勝気な性格で、経験値はないけれど、この仕事に向いているように思った。
昨秋さらに若い26歳の子が入った。やはりなかなかフォロー出来ず、30歳の人が歳も近いことから、新人さんを気にかけてくれていた。技術面のフォローは自分には無理だけど、精神面で支えたい。その言葉に大変感謝した。

年度も切り替わる2週間前、その新人さんと30歳の人の連名で上司に嘆願書?のようなものが出された。
こんな手探り状態では不安で仕事が継続できないという趣旨。本文には私と30歳の人のやり取りと思われるエピソードも入っていた。急に仕事を休んで無責任と言われた、この職場は異常だ、と。

常々、職場環境を重視していた私はショックだった。もちろん無責任と言った事はない。
ただ、子どもの体調が悪くなりつつあるのが母親として分かっていながら、前日に引継ぎらしいこともせず、定時後に「私休んでも何とかなりますかね?」とふわふわしたLINEが来て呆れた。

このチームの中で既婚で子持ちは私と彼女だけ。育児については理解を示してきた。が、自分で対応策を取る前に、何とかなるかって??
「何とかなるワケねーだろ」内心思った。

今回は客先主体の打合せでリスケは出来ない。貴女がいないなら、いないなりにしかならない、私は状況の詳細説明はできないから。

次から同じような、休む可能性があるなら、前もって引継ぎをしてほしいと言っただけ。
自分が非難されたと思い込み、この職場は異常と言う。そこは誤解であることは後日伝えたけれど。

心の支えになるはずが、ミイラ取りがミイラ。結局新人さんは3/31、事前に誰にも明確にせず辞めた。あり得ないことをやらかした。誰にも挨拶をせず。

精神的に支えるだのカッコイイことを言って、結局は愚痴の言い合いでしょ。年上で半年でも先輩なら良い方向に導いても良くなかった?
今週は連日、新人さんの穴埋めをメンバーみんなで必死にやっている。

彼女の不満は止まらない。連名に責任が伴うと思ってなかったとか、気軽に名前を貸したとか、とにかく自分を正当化する言動ばかり。
にもかかわらず、自分の関心のない話には、無駄話が多いから朝のミーティングを短くしてほしいとか。

なんでも自分を配慮してくれという態度。私だけ線を引かれてるとか、自分が一歩引いているだけなのに。貴女が何が分からないのか、私たちは分からない。自分が分からない話を始めたら、話を遮ってでも訊いてほしい。

自分中心に世界が回っていると思っている人って今もいるんだね。みんな、貴女のこと面倒くさいって思っているんだよ。
でもみんなも変わってきたのよ。とんがっていたところも丸くなる。

結局、不満て自分の中にあるんだよ。人は変えられないけど、自分の気の持ちようは変えられるんだよ。

職場は人間関係に悩むところではなく、仕事を円滑に遂行することが最優先されるべきところ。個人や人格を否定する、されたと思い込むことは、業務遂行に支障をきたすから、自分の中から排除する。
他のメンバーの言葉をいちいち根にもつとか、ネガティブな発想ばかりで、ビックリだわ。うーん。

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