004

センチメンタルジャーニー

004

センチメンタルジャーニー

最近の記事

恋する男子

少し甘めのカクテルが酔いを早めたのだろう いつもより柔らかく笑うあなた 三つ上のあなたは年相応らしく振る舞いたいのか 砕ける前までは脳へ意識づけるかのようにピンと背筋を伸ばしている。 ここ最近それがわかるようになったけれど それでも会うたびに平然を装って手を握ってくるあなた そんな一面に僕は愛しさを感じながら あなたと同じように平然を装い指を絡める。 肩越しにあなたの体温を感じるのが好きで 左に少し目線を落として見えるあなたの横顔に安堵する。 豊かな表情か

    恋する男子