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白目という選択

一人っ子、二人兄弟のママさんに
「三兄弟ってやっぱり大変ですか?」と聞かれることがよくある。

もしかしたら、三人目を考えてるのかもしれないな、
夢をこわすようなことは言いたくないな、とは思うが

嘘をつくわけにもいかないので、正直に答える。

「えぇ、めっちゃ大変です(笑) あはは」


なにが大変って、食事や洗濯ものの量が増えるのも
純粋に大変なのだが、一番は兄弟げんか。

私の怒る原因の9割が、これ。

たとえば一人っ子だったらけんかにはならないし
二人兄弟でも組み合わせは1通り。

でも三兄弟となると、組み合わせだけで
①vs②、②vs③、①vs③、①vs②③、②vs①③、③vs①②、ALL STARS!

とまぁいろんなバリエーションがあるわけで

ケンカの種もその組み合わせも尽きることはないのです。

特にうちは5歳・4歳・2歳と年が近いからか、
はたまた男の血なのか、本当にケンカが多い!!

まだ幼くて、それぞれの思いが伝えられないんだろうな、
ちゃんとお互いの思いが伝わるようにフォローしたいなと思うものの

そんなときに限って「鼻血出たー!」と呼ばれたり
見ていたかのようなタイミングで宅急便がやってきたり

頭の中でちゃちゃっと優先順位を組み立てて

ひとまず鼻血っ子にティッシュ箱を渡し

『なんでこんな時間に時間指定しちゃったんやー』と後悔しつつ
宅急便やさんに「ありがとうございます!お世話様ですっ!」と
もはや線だけのサインをして

ケンカのフォローをはじめようとすると
すでにお互い手が出てしまっていて、大泣きしていたり・・・

でも、大丈夫。
こういうときのためのノウハウが、ちゃんとある。

それは白目

・・・白目?!

うん、白目。

\ どうしようもない・・・そういうときは、白目になろう! /

目の前が真っ暗になり、一旦頭が冷えて冷静になれるし

それを見た子どもたちが笑ってケンカが収束することもよくある。

ちゃんとしたフォローは後からするにしても
とりあえず笑っていられたら、それが一番なのだ。

だから、私はよく白目になる。


しかし、今日はこの手が通用しなかった。

保育園の帰り、急に雨がふりだしたが、傘もカッパもない。

「だっこー!」の三男と「おんぶー!」の次男。
早く帰りたい一心で、だっことおんぶしていたら
次男と三男で足が当たっただのなんだのけんか勃発。

頼りになる長男も雨でサッカーが中止になって不機嫌モード。

『あーーー・・詰んだ(白目)』

・・・?

おや?
みんなノーリアクション。

おんぶされてる次男はともかく、他の2人は気づいてもいいのにな、と
しつこく白目をしているのにまだ気づかない。

『・・・あ、サングラスしてるんだった』

そう気づいて一人で爆笑

お母さんがいきなり「・・ふふ、ふははは!」と笑い出したので
驚きながらも、ふいに訪れる和やかムード。

結局、なんとかかんとか、みんな機嫌よくおうちに帰れた。

白目は偉大だ。ぜひお試しあれ^^

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