見出し画像

20200423 新月は牡牛座にて


こんばんは。
青日タロウです。
新月占いの投稿です。


さて、来たる4月23日。
この日は新月に当たる。

新月は、夜空から月の姿が消えてしまっている期間を指す。
“朔(さく)”とも呼ばれる。
そんな新月には、願い事をすると良いという。

今、僕たちが置かれている状況からしてみて、願い事にもすがってみたくなる。
何を願うべきなのか。
その手がかりを、夜空に問いかけてみようと思う。


4月19日の終わりに太陽が牡羊座から牡牛座へと移った。
牡牛座の方々の誕生月の始まりである。
「所有する」がテーマの牡牛座。
揺るがない大地と、実りの豊かさを象徴している星座である。
そんな牡牛座の元に太陽が、そして天王星が鎮座している。
天王星は「改革・自立・解放」などがキーワードとなる。
そこで23日に「感情・無意識」を司る月が、新月がやってくる。

僕らは、一体何を所有しているのだろう。
持てるものはなんだろうか。
このところの制限や自粛により、僕らの環境、状況、仕事、生活、ありとあらゆる営みが大胆に整理されていっているように思う。
身を守るため、創造的なことをするため、愛する誰かのため、自分のため。
何かの動機により、何かを獲得するため、限られた持ち物で僕らは生活をしている。

確かに制限された。そこに疑いの余地はない。
確かに整理されてしまった。残っているものは何だろうか。
果たして、今、僕たちが所有しているのは、残したものは何だろうか。
よりリアルになっていくこの生活が、いつの間にか当たり前になっていく気もする。
不安が決して解消されたわけではないけれど、現実は明らかである。
実感として湧いてくる。
長い目で見よう。目先ではないことを。

所有しているものをどう使うかがポイントになるだろうと思う。
僕らすでに持っているのだ。
具体的な、物質も、技術も、知識も、心も。

それは、持っているだけでは使えないかもしれない。
であれば、使えそうな人や知識に頼ってみてもいい。
それは、心で感じただけでは伝わっていないかもしれない。
であれば、言葉にして、絵にして、写真にして、映像にして届けてみてもいい。

自分から無くなってしまった物を、自分ができないことを悲しむよりも、今手にするもので、自らができる何かを生み出していきたい。


僕らはヒトであって人間である。
ヒトとはヒト科ということ、つまり生ける動物の一分類である。
そして人間とは、人の間(はざま)を生きるもの、と、僕は考えている。
間(はざま)とは僕が大事にしているコトの一つ。
人と人とが繋がっている関係性、それらを取り巻く世界は全て間(はざま)である。

今僕らは密であることを避けることを求められている。
正直なところ悲しさ、寂しさが膨れ上がってしょうがない。
人と人との間が広がれば広がるほど、僕らは一人であることが浮き彫りになってゆく。
僕らは寂しさ、辛さを抱きしめていながら間を生きていかねばならない。
でも、その寂しさ、辛さを分かって、あえて距離をとって生きることもできる。
それはやはり、人が人のことを思っているからできるのだと。
わざわざ距離をとって生きることができるのだと。
肉体を持つがゆえ、会えない寂しさも、大切な人の優しさもその全ての熱量を感じることができる。
決して孤立する必要はない。
どのようにも近づけるのだから、今の間に慣れていこう。

僕らは、いつどんな時も、この大地を踏みしめ2本足で独り立つ人である。そしてその人同士の間を生きる人である。

その事実は揺るがない。
脈々と流れる血のように。
胸を震わす鼓動のように。

自らを信じて、手にする持ち物と今を確かに、生きて欲しい。


2020.04.21 青日タロウ




写真:アサノヨシト みんなのフォトギャラリーより 


あなたのサポートが僕の背中を押して、いつか届くべきところに言葉を届けられるようになると思います。少しでも周りが温まるように。よろしくお願いします。