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読書録「『本当の自信』を手に入れる9つのステップ」

サブタイトル「小さなことに左右されない」。自信がないひとは、漠然と「人間としての自分の価値が低い」と感じている。たとえ自分の能力でなんらかの成果をあげることができたとしても、「まだまだダメ」と、どこまでいっても自分の価値を信じられない。だからいつも苦しい想いを抱えたままで生きていくことになる。ではどうすれば、自信を持つことができるだろうか。自信を失ってしまいそうな時、自分の心に何が起きているのかを丁寧に紐解いていく。そして、さらにその対処法について分かりやすく解説する。

「『本当の自信』を手に入れる9つのステップ」水島広子 大和出版(2013.4.30)

読書録を書き始めてから、水島広子氏の著作を遡って読んでいるような感じになっている。色々試行錯誤をしながらも、基本的にはぶれていない。ありのままの自分を、そのまま受け入れること。「それでいい」と思うこと。自分にも事情があって、色々足りないところはあるけれど、その中で精一杯やっている。そんな自分をいたわること。
批判にさらされると衝撃を受けるのは当たり前のことで、それは自信のなさと混同されやすいが、分けて考えた方がいい。「不安」や「喪失感」も自信を揺るがすものだ。しかし「誠実に生きていたい」「自分を大切にしていきたい」など、自分は「どうありたいか?(BE)」を軸に考え行動すると、他人の反応や評価にふりまわされないですむ。
「成果をあげること(DO)」は気にしない。完璧を求めない。
自信のなさがどこからくるのかを丁寧に整理し、現実的にどのように対処したらいいのかをやさしく説いていく。

9つのステップ
1.心の奥の「自信のなさ」に気づくーなぜ他人にふりまわされてしまうのか?
2.「折れない自信」の正体を知るー「DOの自信」と「BEの自信」
3.無理に「自信をつけよう」としないー「感じる」ことからはじめよう
4.「自信がない」のウソを見抜くー「不安」「衝撃」「喪失感」とのつき合い方
5.「今はこれでよい」と受け入れるーすべてのことには、事情がある
6.「ありたい自分」をイメージしてみるー「BEの自信」を手に入れるために
7.「自分はどう見られているか」を考えないー緊張する「相手」「状況」とどうつき合うか
8.「自信を失わせる相手」にふりまわされないー相手の批判をスルッとかわす方法
9.「小さな行動」で一歩踏み出すーこうすれば、もっと自信がつく

「成果を上げられる」ことによって、自分は「人間としての価値を保っている」と感じているからです。

「BE(ある)の自信」とは、何をしていようと、自分についてよい感じ方をすること。

つまり「不安は感じているけれども、自分についての感じ方は悪くない」という状況を作り出すことができるのです。そんな状況の中でがんばっている自分に愛おしさを感じることができれば、さらに自分についての感じ方をよくすることができるでしょう。

「きっと何か意味があるのだろう」と考える

「今」に集中する。「過去」や「未来」を考えない方がうまくいく

状況がどうなろうと、自分は誠実に仕事をがんばりたい。そんな自分が誇らしく愛おしい。そう感じることができれが、結果は完全に「二の次」となります。そうは言っても、誠実にがんばるとき、仕事の「成果」は最高のものとなるでしょう。

ありたい自分を決め、愛しく思う

自分がどう思われるか、ではなく、自分はどう思うか

自分がどう思われるか、ではなくて、他人がどう思うか

「私は空気が読めないタイプなので、トンチンカンなことを言ったら直してください」と頼んでおいたりすればよいでしょう。

それよりも、「自分の話が相手に合っているか、聞いてみよう」と思えれば、ずっとよい感じ方ができるはずです。

ただ、「心配してくれてありがとう。でもここでやらないと後悔すると思うから、がんばってやってみるね」などと自分がそうしたい「内容」を、できるだけ安心させるような「トーン」で言えば、不毛なケンカに陥らずにすむでしょう。

それは、「君がノルマを達成してくれないと私は困るから、不安だ。助けてくれ」ということなのです。

最も簡単な基本形は、相手が下した評価を、単に「相手が下した評価」としてお返しすることです。それ以上の意味づけをしないのです。

自分に正直でいることが、自信につながる

自分が大切にしている「あり方(BE)」と一致した「行動(DO)」がとれたとき、はじめて「本当の自信」をかんじることができるのです。

ちょっとずつ、実践していきたい。

「自尊感情の高め方」というタイトルの本と間違えて検索したかと思ったが、どうやら内容は同じだ。よりアピールできる表紙に変えてみたのかな。


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