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矢沢あい展に行ってきた

ついに行けた。
矢沢あい先生。
関係者の方々。
ありがとうございます。

行く前からわくわく。
心躍るイベントにチケットを買って出かけるなんていつぶりだろう。
しかも子連れで行ける。

展示されている美しい原稿に、
ホワイトやスクリーントーンを貼り付けた跡、
塗り潰した跡が残っている。
当たり前だけど、
人間が考えて、その手で描いている。
矢沢先生がたしかに描いている。

展覧会の最後には、
開催地への直筆メッセージ。
はあ。
わたしといま、同じ時代に矢沢あい先生も
生きている。
すごい。嬉しい。

天使なんかじゃない、ご近所物語、
NANA、パラキス、下弦の月のほかにも
マリンブルーの風に抱かれて、
うすべにの嵐とかの絵もあって嬉しい

マリンブルーの風に抱かれての
番外編、「白い波の彼方に」
の冴子おばちゃんの言葉を
最近ふと思い出すことがある

「全てを愛し
全てに愛される
強い人間に成長してください」

マリブル描いてる時の矢沢先生の年齢を
もう随分追い越してる
先生の頭のなかは一体どうなってるんだろう…

そして
音楽が大好きな矢沢あい先生の描くキャラクターは色んなアーティストにインスパイアされている
んだと思う

インタビューやコミックスの柱に色々書いてあるし、色んな考えもあると思うけど、本当の本当のところは先生本人にしかわからない
でもわたしは個人的に

遥は工藤静香
翠は途中から吉田美和
実果子はCHARA
ジョージとイザベラはGACKTとmana
なんかをふんわり思い浮かべながら
美しさにため息をついている

NANAでシンちゃんが捕まったとき
代役をたてずにシンちゃんの居場所を残して
活動停止したエピソードは
なんだか救われたような気持ちになる
代わりっていないんだ

ダヴィンチに載っていた編集者のインタビューで
キラキラ星人が出てきた時は先生がイエモンにはまっていた時期、という記事を読んで
キラキラ星人とアダムは吉井和哉を思い出す
中学生のとき好きだった人も
イエモン好きだったな
今聴いてもかっこいい

矢沢先生の漫画は
大人になった今がいちばん楽しめている
また将来違った楽しみ方が出来るんだろうか

帰ってきてからも公式図録の絵や
インタビューを読みながら
矢沢あい先生の世界に浸っている

先生、新作もずっと待ってます。

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