神域リーグのおかげで、生きている人がいます。


はじめに

はじめましての方も、いつも顔なじみの方も、この記事を開いてくださり誠にありがとうございます。Alf(アルフ)と申します。
ご存知の方も多いかと思いますが、1月14日に神域リーグ2024の開催が告知されました。


この告知を受けて、どうしても今の自分の気持ちをまとめておきたいと思ったので、この記事を書かせていただいた次第です。
この記事では、私が麻雀・動画配信を始めるきっかけとなった出来事について触れさせていただこうと思います。最後までお読みいただけますと幸いです。

私にとっての2022年

2022年という年は、私にとっては本当に苦しい時期でした。
やりがいを感じで始めたはずの仕事が思うようにいかなくなり、かつて趣味だった物にだんだんと興味がわかなくなり、何が楽しくて日々を過ごしているのか自分でもよくわからなくなっていました。
仕事のために電車に乗らねばと駅のホームに立つたびに、えいやっと線路に向かって飛んでしまった方が楽なのではないかという考えが頭をよぎることも増えてきました。
そんなときに、何気なく見かけた神域リーグ開催の報。
当時の私は麻雀プロと言われても多井プロしかよく存じ上げず、松本プロは多井プロとチームメイトらしき方という程度の認識しかなかったうえ、鈴木たろうプロと村上プロに関しては、「どちら様ですか?」というレベルからのスタートでした。
それでも、麻雀プロの方々と自分が知っている配信者の皆様が繋がるのはなんとなく面白そうだなと思い、当時は他にこれといって興味を持てるものもなかったので、とりあえず見始めてみることに。
今にして思えば、神域リーグを見始めたときの心境は、「少しでも『面白い!』『楽しい!』と思える時間がほしい」という藁にも縋るような思いだったような気もします。

神域リーグがもたらした驚き

さて、なんとなくで見始めた神域リーグですが、実際に目の当たりにしてみると想像以上の盛り上がりでした。
それはよかったのですが、私はここで大きな壁に直面します。

「実況も解説も何を言っているのかわからない」
「何がどう凄いのか実感がわかない」

当時の私は麻雀のルールやセオリーをろくに知らず、打牌意図がわからないのはおろか、立直をかけた選手の牌姿を見ても、何ならあがれて何点になるのか全然わからないという状態でした。流れてくる音声も、コメント欄の文字列も、初めて触れる他言語のように感じました。
そんな状態でも、なんとなくながら盛り上がりを感じて雰囲気で楽しむことはできました。配信者の皆様や編集に携わる方々のコンテンツを創出する力は本当にすごいなと、改めて実感させられた瞬間でもありました。

その一方で、神域リーグの盛り上がり方にうまく乗り切れていなかった自分のことをもどかしく感じていました。集まった方々が楽しく麻雀をやって、はいお疲れ様でした、って感じでなんやかんや丸く収まるのかな、と適当な思い込みで触れてみたコンテンツでしたが、蓋を開けてみるとそこにあったのはとんでもない熱量でした。

「なんでこの人たちはこんなに真剣に打ち込んでいるのだろう」
「麻雀というものには、そこまで人の心を動かせる力があるのだろうか」

神域リーグを見始めて心の中に芽生えた疑念は、次第に明るい色の好奇心へと変わっていきました。

「そこまで面白いと思えるものなら、死ぬ前に少しやってみようか」

そう思ったときに、私の人生は大きな転機を迎えることとなりました。何も面白いと思えるものがない真っ暗な日々に、一筋の光明が差し込みました。
いざ麻雀の勉強を始めてみると、なんとなくで見ていた神域リーグは私の中で加速度的に面白くなっていきました。
通信速度制限が解除されて画質が一気に良くなったような感じ、とでもいえばわかりやすいでしょうか。「ああ、こういうことをやっていたんだな!」ということが少しずつわかってきて、喜怒哀楽を共有できるようになってきたことがとにかく嬉しく感じました。

2年程前まで自分の人生に1ミリも掠っていなかった麻雀関連の書籍は、今では1リットルの紙パックを優に超える高さまで積みあがりました。
さっさと終わってくれた方がいっそ楽じゃないかと思っていた自分の人生は、神域リーグのおかげで反転することとなりました。

もし神域リーグが開催されていなければ、今頃自分はこの世にいなかったかもしれません。自分を麻雀と出会わせていただいたことに、自分をこの世に繋ぎとめるきっかけをくださったことに、何度感謝してもしきれない気持ちでいます。

おわりに~私がこれからしたいこと

麻雀の勉強を始めようと思った以外にも、神域リーグを見ているうちに自分の中でもう1つ湧き上がってきた思いがありました。

「今こうやって生かされていることの感謝をどうにかして伝えたい」
「自分も誰かの助けになれるようなことをしてみたい」
「単純に面白そうだからやってみたい」

こういった思いが積もり積もった2022年9月、私はVtuberとしての活動を始めました。
最初は同接0人で細々と雀魂の段位戦配信を垂れ流すだけのひっそりとしたチャンネルでしたが、耐久配信などの企画系に挑戦してみたり、様々な大会やリーグ戦に参加することで徐々に交友が広がっていきました。

そしてありがたいことに、昨年末に登録者数が500名を突破いたしました。自分だけでは絶対にできていなかったことです。支えてくださっている皆様には頭が上がりません。
神域リーグを見る前の自分に「お前はVtuberになって麻雀の配信を始めて収益化が見えるところまでいくぞ」といっても絶対に信じないでしょうね。

ただ、現状ではまだ神域リーグの応募基準まで届いていないので、感謝の思いをお伝えしたいという根本的なところまではまだ届ききっていないのかなというのがもどかしいところです。そこはこれからの課題ですね。叶うならば、いつか神域リーグに応募して、天開司さんをはじめ神域リーグに携わっている皆様にもっと大きな声で感謝をお伝えしたいです。

今の私は、麻雀をきっかけに構築された数えきれない縁のもとに生かされています。雀魂を通じて知り合った方々はもちろん、麻雀プロの方々とも交流いただける時間が徐々に増えてきて、本当にありがたい限りです。
また、多井プロと村上プロにはイベントで直接お会いすることもできました。言葉がうまく出てこずどこまで感謝をお伝えできたかはよくわかりませんが、実際にお会いできたことは本当に光栄でした。

これからは、私自身も誰かにとって助けになれるような存在になれるように、配信活動を通じて自分が受け取った恩を誰かに還元できるように、そうなる日々を夢見ながら日々を過ごしたいと思います。
1人の命を救うほどの奇跡はそうそう起きないかもしれませんが、誰かの日常にとってプラスになれる存在であれるように、これからの残された時間を精一杯生きてみたいと思っています。

思うがままに書いたのでごちゃごちゃとした文章になってしまったかもしれませんが、お読みいただき誠にありがとうございます。







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