遥かなる旅路、さらば雀(とも)よ~第2期Σリーグ『ANC PURPLE BATS』第19節第2試合Lusyaba選手視点

↓Lusyabaさんの自戦記


試合前

卓組

東家 『ANC PURPLE BATS』Lusyaba選手🖋
南家 『てんぱねすくりゅ~』ヨーテル選手🐟
西家 『縁』アサダスズメ選手🐦
北家 『LogicArt』Cr7選手🥘


前回のLusyaba選手

前回は連闘に挑むも勝負どころで天が味方せず痛恨の個人連ラス。チームとしても個人としても正念場。欲しいのはただ1つ、結果のみ。

🖋「チーム状況の(ことを考えて)一番いい選択肢が取れるよう、冷静に行きたいと思います」


対局ハイライト

東1局~BAIMAN START

🐖「おっいいよ、めちゃくちゃいいよ」

上家のクリロナ選手が何やら不穏だが構っている場合ではない。メンピンドラで立直。

🍵「いい、いい、リーチ!」
🐳「めっちゃいる」
🐖「山5」

🐳「いやいやいやいや」
🍵🦇「「うわ~~~~~~~~~~」」
🐖「嘘やろ」
🍵「そんな~」
🐳「やってしまった」

枚数では圧倒的に勝っていたのだがまさかの競り負け。最後の1枚の5pを掴み取ったクリロナ選手が大物手を成就させてしまった。

🐖「いやこれは、これかわいそうだってマジで」
🐳「別の意味で目が覚めますね」
🐖「え~?ってなってる」
🐳「かわいそうだなLusyabaさん」
🐖「あれはもう、やばいって」
🍵「つらい~」
🐳「ポジティブな要素を探すとしたら縁もトップは取りにくくなった」
🐖「縁よりは上にいたいですね」

🐺「おやすみなさい
🍵「まさGさんまだ寝る時間じゃないですw」
🐖「ヽ(゚∀゚ )ノはもうタイピングできなくなって(誤字って)るし……あっ(コメント)消した」
コメント欄もガタガタである。

続く東2局、中バックで粘りを見せるがアサダスズメ選手のホンイツ模様の手を見て迂回。

🐳「ナイス我慢ってことになるんかね」
🍵「ナイス我慢」
🐳「よく見えてると言っていい」
🍵「ですね、縁への直撃は厳しいって感じですね」

最終的にはアサダスズメ選手が自力で決めて1300-2600のツモ和了。
🐳「わ~~~」
🍵「わあツモぉ」
🐳「まあまあしょうがないね」

東3局~慈悲と悪戯

コメ欄に来たkeitaさん🐕「こんばんは、るしゃ今日もきつそう」
🍵「いきなり倍満の親被りから始まりました」
🐳「5対1引き負けましたからね」
🐖「毎日お祈りを捧げているシスターなのに、神はおらんのか」
🍵「ドウシテ」
🐕「パッと見返しましたがどうしようもないですねえ」

祈りが通じたか、苦しい配牌から自風西を重ねてポンに成功。
🍵「あっ出た」
🐳「これはチャンスになるかも」
🐖「こうなると」
🐳「まあクリロナさんが激絞りする未来が見えるけど」


しかし伏兵がいた。Lusyaba選手をΣリーグに誘った鬼打ち雀、しれっとジュンチャン聴牌。

🐳「ああああ聴牌だ~~~~~」
🍵「3s入った~」
🐳「しかもダマだ~~~、これまずいぞ」
🍵「まずいまずいまずいまずい」
🐖「やばいやばいやばい」

からのいかにも2m出ていきそうな格好。

「「「あっ」」」
🐳「あ~もうこれ2mだよ、2mか4m」
🦇「ここで赤か~……」

絶好の二度受けを引いて1シャンテン。こうなってしまってはポンテンのことも考えてカン3mを払ってしまいそう。手牌の右で光る西が今となっては恨めしい。

しかしLusyaba選手の選択は8s。放銃回避。

🐳「うおおおおおおおおおおおおおお」
🍵「おおおおおおおおおおおおおお」
ヽ(゚∀゚ )ノ「おおおおおおおおおおおおおお」
🍵「ナイス~」
🐳「これかっこよすぎんだけど」
🦇「やるわねえ、すごいすごい」
🐖「やるぅ」
🐳「これは、何が(決め手で)この選択になったんだ、ああそうかヨーテルさんが8s切ってくれたのか。いやあLusyabaさん見えてますね」

ポン材料残したいですが4s全部見えの5-8sはなかなか切ってもらえる牌では無さそうです。それよりは親現物で筋になってる3mに、8s8sを見せる事で変化した後のシャンポンの片割れ6sが和了しやすくなるかもと考えました。

『るしゃばの奇妙な半荘』より

ヽ(゚∀゚ )ノ「かっこよすぎる、お嫁さんにしてほしい
🐖「ヨップ、はよう嫁げ
既婚者に求婚するアラフォー独身男性、出没。

しかしこの執念にツモ山は応えず。放銃はうまく回避したが無念のノーテンとなった。
🍵「ああ~耐え、ナイス」
🦇「ヒヤっとしたけど」
🐳「1000点の失点にはなったけどいい打牌してましたね」

続く1本場、3m南(南全滅)の聴牌になったがさすがにこれでは立直できず。さらにヨーテル選手から立直。

そしてアサダスズメ選手からも立直。こうなると受けに回るしかない。

最終的にクリロナ選手がタンヤオであがりきって決着となった。
🐳「おほ~↑」
🍵「躱していく~」
🐳「あれアナタいつのまに聴牌を、老獪だなあ」

局は進んで東4局

🐖「3p持ってきたいっすね、2枚ある」
🐳「いや、2p縦だ、1p山にない」
🍵「じゃあ2p縦で」
🐖「強欲」
🦇「守ってばかりはいられないからねえ」
🐖「この点数だと前に出たい」

字牌から切り出し頑張る姿勢を見せるが先手は親のクリロナ選手。

平和ドラ3の聴牌。これはさすがに勝負するしかない。
🐳「うおおおお」
🍵「これは」

しかし待ち牌は両者ともに純カラ。そのまま流局となった。
🐳「痛み分け」
🐖「0対0からの逆転ホームランは」
🐳「ないっすね」
🍵「ナイス聴牌」
🦇「ナイステンパ~イ」
🐳「スズメさんとの点差も縮まった」
🐖「ヨーテルさんの上いくだけでも20ptありますからね」

先ほどから良さそうな手は入っている。そろそろ和了がほしい1本場

配牌は微妙だったが愚形部分がサクサク埋まり立直。
🍵「うん、立直」

🐳「山0
なるほど完璧な立直っスね―っ 
ツモれないという点に目を瞑ればよぉ~~~

🐳「ただまあ足止め効果はそこそこありそうだな🚩」

🐳「うおい~~~~~」
🍵「わ~~~~~~」
どうしてこのチームは悪いフラグばかり回収するのか。

さらに親まで参戦。足止めどころか一転して大ピンチ。
🐳「立直打ってくる~」
🍵「わは~」
🦇「7m出なくなる~」

この戦いを制したのはクリロナ選手。6000オールで一気に抜け出した。
🍵「わあ一発~~~」
🦇「まだ平和的解決かなあ」
🐳「これは助かった」
🐖「こっちが0だからね」
🍵「クリロナさんが止まらない」
🦇「『いや~今まで悪かったけど最後良い感じになりました』って勝利者インタビューが聞こえてくる」
🐳「鬱憤を晴らすような和了」
🐖「うちのるしゃも報われてくれ」

続く2本場、3軒目になったが追っかけで勝負。

誰もツモれず流局で南入……と思いきやなぜかクリロナ選手の手が開く。

🐳「引き分け~」
🍵「そしてクリロナさんしっかり聴牌」
🐳「おかしいやろこの人www」

実力のある人を流れに乗せるとこうなる。実に恐ろしい光景である。

そろそろ何か欲しい3本場

そこで問題だ!このえぐられた点棒でどうやってあの攻撃をかわすか?

3択―ひとつだけ選びなさい

答え①ハンサムのLusyabaは突如反撃のアイデアがひらめく

答え②神配牌がきて助けてくれる

答え③配牌8種。現実は非情である。

🦇「わ~供託取れなそ~」

🐕「クリロナさん私と会ったからブーストかかってますね

🐳「やめてくれよ~」
🍵「なんと」
🦇「ちょっと、うちのチームも誰か早くkeitaさんに会ってきて」

keitaさんの御利益は本物かもしれない。全員で供託を取りあったこの局もペン6pのタンヤオで差し切る。
🐳「ああ強すぎやろ」
🍵「強すぎる~供託全部回収していく」
🦇「そこが収めてくれるならまあ……って感じ?」
🐳「悪くはないんだよな、よくないけど」
🦇「そろそろLusyabaさんの親番まだですか」

黙って見ているわけにはいかない4本場、ライバルのアサダスズメ選手から立直。

🍵「おわ~」
🐳「クリロナさんどうする」

さすがに王の時代は終わりを告げた。流局で南入。
🐳「1人聴牌取られたのは痛いっすね、しょうがない。この親番で頑張ろう」

南1局~冬は続く

頑張りたかった親番、リャンカンカンチャンの1シャンテンで粘るがノリノリのクリロナ選手から立直。

その直後に追いつくが……

見た目残り1枚のカン7sではさすがに無理。

🍵「いけないよね~」

さらにアサダスズメ選手からも追っかけ。こうなってはどうしようもない。

チーで一発を消したことで横移動決着に。

🐖「そーの移動は」
🐳「よくはないけどツモられるよりかはだいぶマシでしたね、よう一発消しました」

南2局~雀は飛んで行く

10巡目、タンヤオ七対子聴牌。待ちが宣言牌のそばになるのを嫌ったかここはいったんダマ。
🐳「ダマ、まあLusyabaさんっぽい選択ではある」

次巡、6mを引いて空切り立直。
🐖「2枚いるからツモってほしいね」
🐳「タンヤオ牌のなかでは最高レベル、全員使いにくい」
🐖「ツモってくれりゃあいいっす」

しかし残り2枚がまさかの王牌。しかも親のヨーテル選手にも聴牌を取られる始末。Lusyaba選手が何をしたというのか。

🐳「今のも不発かあ」
🍵「苦しい」

ここまで流れが悪いとそろそろ笑えてくる時間かもしれない。1本場、クリロナ選手がまたしても立直。

さらにアサダスズメ選手からも追っかけ立直。これはさすがに見守るしかないか……

一瞬で決着がついた。アサダスズメ選手、全山だったカン5mを掘り当てて満貫ツモ。
🐳「つんよ」
🍵「つよい~」
🐖「これはまあヨーテルさんが被ってくれるんですけど、縁が」
🐳「これクリロナさんも全然安泰じゃないっすね」

南3局、アサダスズメ選手の勢いは止まらない。連続でクリロナ選手から直撃を取りじわじわと迫る。

🍵「いや~すごい」
🐳「まじでわかんなくなってきた」
🐖「最悪のシナリオが」
🍵「やばい、がんばれ~」

2本場、なんともリアクションに困る配牌。

🐳「あっ聴牌だ」
しかし苦しいなりに見事に仕上げた。高目満貫のホンイツ聴牌。

🐖「オッケオッケオッケ、あとは東西を」

待ちはなんとまだ3枚いたのだがここも実らず。

「「「「まあまあまあまあまあ」」」」

オーラス~絶望が手招く世界に立ち向かう

初打、自風のドラダブ南を切ってタンヤオ一直線に向かっていくLusyaba選手。

安いことは十分伝わっただろうが、クリロナ選手のアシストが来る前に最悪の場所から立直。

🍵🦇「「わ~~~~」」
🐳「こうなるとオリる意味ないんで全力でいきますね」

泣き言を言っている場合ではない。全力で仕掛けて聴牌。47m待ちにたどり着いてみせた。

🍵「あっ聴牌った」
🐖「オッケオッケオッケ」
🐳「🖋3対🐟3」
🦇「頑張れラス回避」
🍵「頑張れ~」

麻雀の神がいるとするならば、いったいどちらに味方するのか。
アサダスズメ選手も逆転トップを狙って突っ込んでくるなかで、勝敗は14巡目に決した。

神はいなかった。あるいは、最後まで微笑んでくれなかった。ヨーテル選手のペン3mに捕まりゲームセット。
🐳「ああ掴んだ」
🍵「あああああああ~~~!!!」
🐳「いっちゃったね」
🍵「う~~~~~ん」
🦇「う~~~~ん」
🐳「まあこれは行くのが正しい気はする」
🍵「ナイスファイト
🐳「結果は残念なことになっちゃったね」
🦇「ね~」

試合後


🐳「いや~ウチはなんかツイてなかったね」
🐖「まあ仕方ないっすよねあの展開はもう」
🐳「みんなもるしゃさんにやさしくしてあげてくだせえ」
🦇「東1局からきつかった」
🐳「あそこあがれてれば全然違ってた、立直するしかないからね」


🦇「お帰りなさ~い」
🐳「いや頑張った、めっちゃ頑張った」
🍵「ナイスファイト」
🐳「結果だけがついてこなかった」
🖋「アノバイマンゼッタイヤマイチダロ……いやすみません3m止められなかった」
🍵「あれはいっちゃいますよ、仕方がない」
🖋「相当厳しくなるけど6m切るのあったから、まだそこで続いてたかも;;」
🐳「要素はあったかもしれないけど、ぼくはしょうがないというか3mが一番いいんじゃないかなと思いました」
🖋「まあオリてもヨーテルさんの次のツモ3mなんですけど
🐳「アッハッハッハwww」
🍵「つらすぎる~」
🖋「ダメでしたね」
🐳「ダメってことはないよ、頑張ったよ」
🍵「ナイスファイトでした」

やれるだけのことはやった。しかし、一番必要だったのは結果。
その結果だけが、伴わなかった。

泣いても笑っても残すはあと1節。誰が笑い、誰が泣くか。

ANC PURPLE BATS -236.6pt

現在、暫定10位。


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