長考憎んで人を憎まず
私はボードゲームではかなりの早指し派だと思っています。
大事な局面を除き、一手番に15秒以上かかるようであれば、細かい点数計算はさておいて、それとなくよさそうな手を打ったりしています。
今回はそんな私の視点から、ボードゲームの長考について思うことを書きます。
長考中の沈黙が苦しい
よほど仲のいい人を除いて、長考している人間に話しかけるのは邪魔になるので黙っているわけですが、長考による長い沈黙で場の空気が重くなっていくような気がします。とはいえスマホを不意に取り出してタイムラインを追いかけるのも気が引けるし。
長考が増えることで重苦しい雰囲気になるうえ、待つ側は退屈になってしまい、遊ぶ楽しさが目減りしてしまう、というのが私の率直な感想です。
初心者は情報の整理に時間がかかる
人狼ゲームの初心者の多くが「会話スピードが速すぎてついていけない」という感想を持たれているように思います。例えていうなら英語のリスニングテストを受けているときのよう。
ボードゲームでも初心者であればあるほど盤面情報を整理して答えを出すための時間がかかるのは当然。あなたが数手先まで見通して早指しができるのは、それだけ熟練度の高い証拠なのかもしれません。
対戦相手の長考が気になるようであれば、遊ぶゲームの難易度を下げるのも手だと思っています
度を超えた長考は減らしたいが、長考する人が悪いとは思わない
端的に言うと私の立場は上に示した通りです。
私はせっかくの楽しい時間を重苦しいものにしたくない。そのためならしどろもどろなトークで場を繋いだりもっと簡単なゲームを勧めたりもします。
ボードゲーム会で、長考している人への煽りともとらえられる発言を聞いてしまったことを受けて、思いを書いてみました。
一個人の感想にお付き合いいただき、ありがとうございました。
(追伸)上級者には「最善手を選ぶために時間を惜しまず考える」タイプの長考もありますが、これはルールを決めるか事前にすり合わせておくなどで対処するもの。こちらも人を責めていい問題ではないような気がします
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